手遅れになるその前に。自然な体の使い方をするために土台作りを

運動なんてもってのほか、出来れば体を動かしたくない、そんな私が筋トレを始めたことを前回書きました。(→記事
なによりも体を動かしたくないはずの人が、ではなぜ、筋トレを始めようと思ったのか、不思議にお思いの方もいらっしゃるかもしれません。本日はその辺りのことを書きたいと思います。
何かのご参考になりましたら、幸いです。

筋トレ、しかも下半身痩せを目指す筋トレを始めたのにはいくつか理由があるのですが、最大の理由は、体をちゃんと上手に使えるようになりたかったというものです。
それから体のゆがみを整えたい、というのと、もちろん脚やせをしたい、というのもありました。
そのうちもう一歩進めて、自然な体の使い方をすれば、勝手に良くなる、というのを目指すことにしたのです。

 

これでも私、子どもの頃は足まっすぐでほっそりとしていて、今よりずっと長かったんですよ。
ちょっとした自慢なんですが、中学時代の同級生にCMや大河ドラマにも出たタレント活動をされている知人がいるのですけれど、彼女によく「のおちゃんみたいな脚になりたい!」と言われておりました。こう言うと、誰でも子どもの頃はほっそりしているんじゃ?とお思いでしょうが、数ある中学の同級生の中、タレント志望の彼女に羨ましがられたということを汲み取って下さいませ(笑)。ところが、いつしか全くそのように言われなくなりました(泣)。
思春期に入りふっくらし出して、それと同時にいろいろこじらせ始めたのだろうと思います。骨盤のゆがみもあったのでしょう。左右の足の長さに差が出て、よく腰痛になっていました。
それ以来、脚やせは悲願。脚の太さは10代からの悩みです。

 

全く脚やせしないまま月日だけが流れて、40代になりました。
10代からずっと、肩こりと腰痛はセットでお友達。ですからあるのが当たり前で、特段気に留めていなかったのですが、40代に入って、恐ろしい頻度でギックリ腰を引き起こすようになりました。
就寝中のギックリ腰、さらには1週間に2回のギックリ腰とあっては、これはさすがにまずいと、ついに筋トレを始めてみたものの、するとそのせいでまたギックリ腰になったのです(その時のことは、ここに書きました)。

いやー、途方に暮れましたね。。。鍛えるためにもある程度の筋力がいるんだと遅ればせながら気付きました。危機感すら感じて、今ここで何らかの手を打たなければ、手遅れになるんじゃないかと焦りました。

 

またその前あたりから、この諸々のトラブルは体のゆがみが根本原因なのでは?と思い始めていて、そこで、靴診断というものを受けました(→記事)。外反母趾やアーチの崩れ、タコ、魚の目などの足のトラブルは靴によって引き起こされることを知り、足を整えることを意識し出しました。そちらに意識が向くと、かかとが歪んでいることにも気付きます。体は繋がっているからこそ、土台が大事なのだと改めて感じたのでした。
すると、徐々に足幅や足囲が小さくなって来たり、タコが消え始めたり、かかとのガサガサまで改善し始めました。

ちなみに、以前はかかとのガサガサが気になって、角質を削ったりクリームを塗ったり、いろいろケアしたものの劇的な効果が得られなかったのですが、自分の足に合った靴を履き、歩き方を意識するようになった途端、かかとのガサガサが改善されて来たのには驚きました。かかとのガサガサに悩む女性は多いかと思いますので、このことは改めて記事にしようと思います。

 

さて、ゆがみを直したい、脚やせしたい、とここに挙げた以外にもあれこれ試していくうちに、解決の糸口が見えたように感じました。
つまり、ゆがみを直せば脚やせも叶うのではないか。そして、そもそもゆがみが起こるのは体の使い方が間違っているからではないか、と。
では、正しい体の使い方とはどういうことを指すのだろうと考えるようになりました。

ちょうどその頃、前の記事で挙げた3冊の本を手にしたのです。


これらの本です

 

「ゼロトレ」実践中に、私の場合、腰を反る動きをすると腰痛を引き起こすことに気付きました。そこで、日常生活でも筋トレ中にも腰を反らないように注意しながら行うようにしました。すると、腰痛の頻度が激減。原因を知るのが最も近道です。
「30日で・・・」を始めるうちに、歩く時の、足を振り出す股関節の動きがスムーズになって来たことに気付きました。
そして「神トレ」で筋トレを始めると、どんどん体が変わって来ました。

 

神トレを始めてからの体の変わりようは、私にとって劇的でしたので、もう少し詳しくお話ししたいと思います。
見た目の変化がいまだないうちに、突然、姿勢を保つのが楽になっていることに気付きました。特にヒールのある靴を履いた時が明らかでした。それまでの私はヒールのある靴を履いた時、最初のうちはピッと背筋を伸ばして歩いていても、そのうち疲れて姿勢が保てなくなっていたのです。それが筋トレを始めてからは、ヒールのある靴を履いても内ももがしっかりしたのか、体の内側に軸が出来たような感じで、立つのも歩くのも楽、それこそ姿勢を保つのが楽なのです。
これには我ながら驚きました。
そのうち、前ももを使う歩き方から、お尻を使う歩き方へシフト出来るように感じ始めました。

この「神トレ」の神であるところは、今まで聞いたこともなかった考えに基づいていることでした。私的には驚くほどの大発見だったのです。
どういうことかと言うと、「筋肉は鍛えれば大きくなり、使わなければ小さくなる」という、まあ運動嫌いの私でも知っていることと併せて「大きい筋肉を優先的に使う」ということが示されていました。
つまり、前ももの筋肉を使うような歩き方をしていると、いつまで経っても太ももは細くならない。が、お尻の筋肉を鍛えてお尻を使う歩き方をすれば、前ももの筋肉は使われなくなって来て、結果太ももが細くなる、というものでした。

目から鱗!

しかも間違えやすいところでは、脚を細くしたいと考えた時に、脚を引き締めるという名の下にせっせと鍛えることをしませんか? それ、筋肉鍛えてますから、当然のごとく細くなりません!

お尻を鍛えることこそが、脚やせへの近道だなんて、これまで知りませんでした。脚やせとヒップアップは私の悲願ですから、同時に叶うとあっては、ここが人生最後の砦と思い取り組むしかないと決意したわけです。

神トレを続けていくと、さらに驚くことがありました。
お尻を使う歩き方をすると、必然的に足指、特に小指に力が入るように感じ始めました。
靴診断のところでも書きましたが、足を整えることは、私の場合、アーチ(特に横アーチ)と浮足をどうにかすることで、試行錯誤していくうちに足指を使うことは体得してきたものの、どうも小指より親指優位で、小指が使いにくいなぁと思っていたのです。
私にとっては小指をしっかりさせることが、肝ではないかと考えていましたから、この変化には驚きました。

さらにさらに、新たな気付きがありました。
足の小指が使えるようになると、猫背が治るのです。
どうやら私は間違っていたようで、足指を使おうとするあまり、体の前の方に体重を乗せて足指で地面をつかもうとがんばっていたのです。どうやらそうではなく、むしろ体重は後ろに乗せる。すると、自然と足指が地面をふわっとつかもうとします。というか、つかもうとしてつかむのではなく、勝手につかむように体が反応します。
しかも、胸が開いて呼吸がしやすい。胸が開いてますから、猫背も勝手に治っています。

もう、いいことだらけ!

 

筋トレでお尻の筋肉を中心に鍛えることによって、ドミノ倒しをするように、良い方向へとパタパタと連鎖が始まったように思いました。脚やせをしようとしたことが、体を整えることに繋がり、それが自動的に良い姿勢や均整のとれたスタイルになるとは思いもよりませんでしたが、それこそが土台になるのではないかと、今は考えています。
その人なりの美しい体には、美しい体の使い方があるものなのですね。

もちろん、私は道半ばです。ここを糸口にして、少しでも本来の体の使い方が出来るようになればいいなぁと思っています。しかもそれが勝手に自動的にそうなったとしたら、最高じゃないですか? その下準備として、筋トレがあるのではないかと考えています。

そもそもね、体が楽に動かせると、楽に生きられるようになるんじゃないかと、私がそう信じているからなんですよね。

 


筋トレのお供たち。。。

 

ここまでの長文にお付き合い頂きありがとうございます。
最後に、私が参考にした本を挙げておきますね。(上の写真の3冊は前記事をご参考ください。)

☆体全体の歪みを改善するために。

 

☆かかとのゆがみ改善のために。

 

☆腰痛の改善のために。

 

☆体の重心の置き方の参考に。

 

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

ランキングに参加しています。読んだよ!の合図にどちらかポチっと押して頂けると励みになります。応援ありがとうございます。
にほんブログ村 犬ブログ 犬 海外生活へ にほんブログ村 犬ブログ 犬のいる暮らしへ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください