切ないことですが、この歳になると体のあちこちに劣化や老化を感じます。悲しい現実です。
ところが私、歯列矯正を始めて、数ある劣化や老化の中に進化を感じることが出来て相当うれしいのだと思います。暇さえあれば、鏡を片手に歯を観察してしまうのです。
同世代以上の方なら共感して頂けると思うのですが、劣化や老化に気付けば気付くほど、それにいつしか慣れっこになり、多少のことには驚かない強靭な精神も備わってくるものです。あーこんなの大したことではないわ、と。そうやって気持ちを保っていきます。
もっと言うと、気付かないふりも上手になっていくものです。。。
書いていて辛い!
そんな中、
歯が動いているぞ!
ここに隙間が出来てきたぞ!
抜いた歯の跡がもう少しで埋まりそうだぞ!
歯が、並んできたぞ!
などと、うれしい変化や徴候を見つけたならば、それを進化と言わずしてなんと言いましょう。
ついつい時間を忘れて見入ってしまって、やるべきことが終わりません。まるで時間泥棒です。これは相当マズイ事態です。
見れば見るほど歯が動いてくれるわけではない、というのは頭ではわかっているのですが、小さな変化がうれしいのです。だって、進化なんですもの。
体の進化なんて、久しく感じることがなかったこと。うれしくないはずはありません。
もしかして、筋トレにはまるのも、こういうことなのかしら?
もちろん体だけではなく、どんなことでも進化・成長・向上というのはうれしいものですね。
先ほどから、私、劣化だの老化だのと連呼しておりますが、歳を重ねることは嫌なことばかりではありません。楽しいことも増えてくるもの。
いろんな経験値が増えてくるのはもちろん、例えばこんな、ただ歯が動いたことだけで(動かしているのだから、動いているのに)これだけ大騒ぎ出来るのもこの歳だから感じることの出来る楽しみでもあるわけで。
その年齢なりの楽しみ方があると感じています。
ですから、劣化も老化も楽しもうと思えば楽しめるのだなぁ。。。若さは失くなっていくかもしれないけれど、若々しさだけはいつまでも失いたくないぁと日々思っています。
というと?若々しさって何?
若作りは自分の年齢や自分自身を否定することだと思うのです。ですから、私が考える若々しさとは違います。いわゆる美魔女もちょっとイメージと違います。
私の考える若々しさとは、その年齢なりの美しさを備えている、ということかしら。。。
もちろん、造作の美醜についてのお話ではありません。
また、あまりに若く見られるのは、その年齢なりの落ち着きとか成熟とかそういうものを残念ながら持ち合わせていないと見透かされているような、そんな居心地の悪いものだとも思っています。
ですから、
年齢なりの落ち着きを備え、清潔感があり、自分のスタイルを持っている。。。
こんな感じ?
歯列矯正をすることにした時、あまり深く考えることなく、えいや!と始めてしまったのですが、清潔感という意味では、歯を整えることは清潔感と直結しておりました。グッジョブ、自分!
話が脱線しましたが、わかっちゃいるけどやめられず、今日も熱心に歯の観察。
メイクする時の鏡に向かう時が一番危険だとわかっていても、やっぱりどうしても歯に時間が盗まれます。・・・「ヨシヨシ。次はここがこうなるのかなぁ」
飽きるまで、気の済むまで、しばらく観察を続けることにしましょうか。
あー!また見てるー
今日もお付き合い頂きありがとうございます。
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