これまでの雫は、おおかた何でも飼い主も驚くほどの聞き分けの良さで、日常生活で困ることはほとんどありませんでした。
我が家ではお留守番の時には雫はケージの中に入ってもらうのがルールで、今までは「雫はお留守番ね」の一言で、ケージに自らスタスタ入って扉が閉まるのを待つ、というのがお約束。
ところが、このところお留守番が続き、しかもそれが長時間に渡ることが続きに続いてしまい、それに嫌気がさした雫は、自分からケージに入ることを拒否するようになってしまったのです。
というのも、私が一時帰国している間は、ライアンには出張せずにシンガポールに残ってもらって雫の世話をお願いするのですが、となると、ライアンが仕事に行く朝から晩までずっとひとりきりでケージの中で待つことになります。今まではそれも耐えてくれていたのですが、先月の私の一時帰国はいつもより長めで9日間になってしまい、その後も家族のシンガポール旅行のアテンドで雫はお留守番多め。
雫がほとほとお留守番が嫌になってしまった気持ちが痛いほどわかるのです。。。
だからと言って、心配性の飼い主は、お留守番中の雫を家の中でフリーにするのもためらわれます。
雫のケージのある場所は安全が配慮されたところでもありますし、万が一、家庭内事故がないとも限らないからです。
ということで、このところの雫はお留守番の気配を察すると、サーッと向こうの部屋に逃げて行ってしまいます。
そうして、机の下に入ってしまって、お留守番するよう説得する私たちに威嚇。
それでも最初はジャーキーに釣られて出て来てくれたのですが、そのうちジャーキー作戦もあえなく失敗。。。
毎度机の下に逃げ込むようになったので、ライアンが椅子をどかしておくようになったところ、籠城効果無しとみた雫は寝室に置いてあるキャリーケースに逃げ込むようになりました。
ごくまれに入ることもある、ここです。
この中に入られて威嚇されたら、抱っこすることは出来ません。出来るとしたら引きずり出すこと。が、もちろんそんなかわいそうなことは出来ません。
説得を試みたライアン。応じない雫。
この攻防が続き、ついにライアンが最後の手段に出た!
それはなんと、、、キャリーケースごとひょいと運ぶ作戦です。
こんな感じに、です。
キョトンとする雫。
このキャリーケースをそのままケージの扉の前に置くと、何の抵抗もなくケージに入って、普通にオヤツをもらってお留守番してくれたのでした。
それからも何度か、お留守番のたびに寝室のキャリーケースに逃げる雫。
雫のことですから、ひょいっと運ばれることは当然わかっているはずなのに、キャリーケースに逃げるのです。
ネタかな?様式美かな?
なぜなら、運ばれている時に「ちるちゃん!」と声を掛けたら、
はい?
ちゃーんとカメラ目線をくれたのです。なんなら、ちょいと頭をキャリーケースからピョコッと出して。
お主、運ばれるのわかってやってるな?
てか、全然嫌がってないな?
おいおい、むしろ楽しんでるな?
なんだか、雫の遊びが、”ライアンと雫”コンビのネタのように見えなくもないような。。。まさかね。
日常を取り戻し、お留守番の頻度が減ってからは、お留守番拒否もなくなって来ました。
またネタを見たいような、ちょっとさみしいような(笑)。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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