今が旬!このドリアンもおいしい

前の記事で雫の抗体検査の結果を動物病院に取りに行ったのは、フェーズ2に入ってからのことだったとお話ししましたが、なんとそれにはうれしいオマケがついておりました。
動物病院の前でタクシーを降りた瞬間、そこに漂っていたのはドリアンの放つあの匂い。そうです、ドリアンの季節だったのです。
前回同じ場所でドリアンを食べて以来、やれコロナだとワーワーしている間に、気付けば次のドリアンのシーズンを迎えておりました。思い掛けずドリアンが食べられそうとあって胸が高鳴ります。

ドリアンデビューをした頃に(→記事)ドリアンについて検索していたら、旬は年に2回で、6−7月、12−1月とどこかで見たように記憶しているのですが、今改めて検索してみると、メインの旬は5−8月との記載が多く見受けられます。我が家的には、今までドリアンを食べたのが年末年始の時期だったのもあり、なんとなくその頃こそがメインの旬だと思っていたのですが、まさに今の今が旬のよう。
動物病院での用事を済ませたら、ドリアンだ!

 

ドリアン屋さんに行くと、今までにないくらい大賑わい。みなさんのお目当ては当然ドリアンです。
写真で見ると混んでいるように見えませんが、そもそもお店自体狭い上、ドリアンやその他のフルーツや野菜も並んでいて、そんな中ソーシャルディスタンスも取らなければならず、身の置き所がない状態。そこへネット注文もドシドシ入ってきているようで、てんやわんや。
誰がお店の人なのかお客さんなのかも分からず右往左往していると、ここに並べと言われ、やっとお店の人が判別出来ました。

 

やっと私たちの番になり、「猫山王はありますか?」と聞くと、猫山王はすでに予約注文だけで完売したとのこと。「他は何がありますか?」と聞くと、初めて聞く品種を言われて、チンプンカンプンの私たち。すると、「見せるから」とついて行くと、「これだよ」とドリアンの山を見せられました。見てもよく分からなかったのですが、「じゃあ、その品種のものを下さい」と言うと、ナタで中を割って見せてくれました。「おーこれはいいよ!」とお店の方。「では、それにします」と買うことにしました。
実は、お店の方が割って見せてくれた時の声に反応して、私たちの前に並んでいたご夫婦がその中の実をのぞき、かなり興味を持たれたようで。お店の方に随分と質問をしていたのもあり、かなり期待できると踏んだ私たち。

 


D101!

 

というのも、これまで食べたことがあるのは猫山王という品種のみ。お値段はお高めですが、この日も売り切れだったくらい人気の品種でもあります。ドリアンデビューから経験が浅い私たちとしては、猫山王だから食べられたのではないかとの思いがあり、他の品種でもおいしく食べることができるのか、ちょっと不安があったのです。ドリアンと言えばあの匂い。品種により匂いの強弱があるのではないかと不安だったわけです。

 

いつもならお店に食べるスペースが設けられているのですが、コロナの影響かそのスペースがありません。
タクシーで持って帰ることを伝えると厳重にパッキングしてもらえました。

 

タクシーの乗車前に、念のためドリアンを持ち込んでよいか確認すると、OKとのこと。というのも公共交通機関ではドリアンの持ち込みを禁止しているので、ドライバーさんによっては嫌がることもあるかもしれないから。そして厳重にパッキングされているとはいえ、私たちの鼻は先ほどまでドリアンに侵食され匂いに鈍感になっており、パックの匂いを嗅いだところでイマイチ判別不能だったのももう一つの理由です。

 

さて、家に帰宅し、いよいよ実食です。

完璧にシーリングされ、二重にパッキングされていたので、匂いは漏れていませんでした。開封前に雫に確認してもらってもほとんど反応無し(笑)。このくらい厳重であれば匂いは問題ないということですね。

 

オープン!


じゃん♪

 

これで、ドリアン1玉分。お値段28SGD。
こちらは、D101という品種で、猫山王より果肉の色がオレンジ色が強く濃いめです。価格は猫山王の2/3くらいの印象ですが、十分美味しい!!!この値段でドリアンが頂けるなら、今後は猫山王にこだわらずにD101にしようと思ったくらいです。

 

ドリアンはとろけるように濃厚でクリーミーな味と食感が特徴ですが、一方で、果肉の身離れがよく食べやすいのも好きなポイント。

 

雫にも少しお裾分け。開封後は匂いに反応して、大騒ぎしていました。

 

シンガポールに暮らし始めた頃のドリアンの匂いを毛嫌いしていたのを思い返すと、よくぞここまでドリアン好きになったものだと我ながら感心します。と同時に、ドリアンデビューが遅かったことが悔やまれてなりません。シーズンの間、あとどれくらいドリアンが頂けるでしょうか。
限られた時期にしか食べられないドリアン。今ならシンガポールの方々が山のようにドリアンを買っていくその気持ちが、分かり過ぎるくらい分かる私たちです。

 

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 

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