微差こそおもしろい

シンガポール生活も6年半以上経って、全く縁が無くなったもの。それは……、

ストッキング!!!

シンガポールではパンプスやスニーカーも素足に履いてしまうので、全然出番がありません。ここ何年も買うことはありませんでした。

 

では寒い時期に日本に帰国する時はどうしていたかと言うと、私は圧倒的にパンツ派なので、フットカバーで対応するか、もっと寒い時期になったらソックスを合わせていました。ですから、日本に行く時に履く靴は限られてしまって、靴に合わせると持って行く服も限られてしまい制約がさらにかかるので、いつも荷造りが大変です。

 

今年の春先のこと、日本に一時帰国する時にパンプスを持っていったことがありました。素足にパンプスを履くにはまだまだ寒い。季節を先取りというよりも季節を無視した装いですから、なにしろ自分が辛い!

そこで、わずかに持っていたストッキングの出番です。空港で着替えて、いざ街へ!

ところが、どうにもこうにもその肌色がなっていないのです。ストッキングの質感といい、色といい、残念の一言(汗)。
振り返ってみれば、ストッキング屋さんのストッキングであればここまでひどくはなかったはず。私は肌が弱いのもあって、当時素材重視で選んだのを思い出しました。素材屋さんが作ったストッキングですからストッキングの形状でさえあればそれ以外はないがしろ、とでも言いますか。

餅は餅屋ということですね。

速攻でデパートのストッキング売り場に直行して、以前から気になっていたLANVINのストッキングを試すことにしました。

 

なぜLANVINかと言いますと、私が読んだたくさんのファッション本の中で、決まって絶賛されているのはLANVINのストッキングだったからなのですが、今までなかなか試す機会がなくて、ついにその機会が訪れたというわけです。

イメージのないまま売り場を訪れたものだから、どんな色を選べばいいかわかりません。一応肌色ベージュにしようとは思っていましたが、日本のメーカーよりも色展開が豊富とあって、あーでもないこーでもないと悩んでおりましたら、ここでアドバイザー(ベテラン店員)の登場!
その日は、濃いめのピンクベージュのパンプスにネイビーのパンツを履いていたのですが、「それなら、グレーも素敵ですよ」と意外なご提案。

グレー? そう来る?

そして見せてくれたのが、こちらの色。

ルアーブルという色で、青みがかったグレーです。
グレーの色もいくつかある中、こちらを選んでくれました。

それと、季節柄明るいベージュをご提案され、その中から私は「ロアンヌ」という色を選びました。

実際に履いてみますと、みなさんが大絶賛する理由がうなずけます。
透明感と絶妙な色出し
くるぶし丈のパンツからほんの少し見えるだけですが、ストッキングの違いだけでこれほどまでに違うのかと恐れ入りました。

 

 

そうして季節は春から夏を過ぎ、秋。再び日本に一時帰国する際、同じストッキングを買い足そうと思っておりました。
が、この色の微妙な違いを記憶だけを頼りにすると危険。身につけた時の色とパッケージの中に入っている時の見え方は同じではありませんから、どれだったか思い出せません。
同じ色を買い足す時に迷わないようにとパッケージの写真を撮っていたことを思い出し、過去写真を延々とさかのぼってやっと見つけ出し、同じものを無事購入出来ました。

 

あまりにも気に入ったため、普通のストッキングと膝丈のものと両方購入。

 

ちなみに、ひざ下ストッキングの方が色数が限られており、普通のストッキングにしか用意されていない色もあります。パンツの時にはひざ下ストッキングの方が楽なので、そこは残念なところ。

 

とは言いつつも、他の色も試したくなり、店員さん相手に大騒ぎをしながらこれらも購入しました。

左から、
モンフォル:濃いめのベージュ
ルービエ:グレーとベージュの中間のような、グレージュ
シャンティ:ブラウン

 

ベージュといっても、明るいベージュ、暗いベージュ、黄みに寄ったもの、赤みに寄ったものなどさまざまです。目移りします。ベージュの場合は基本的に自分の肌色に合わせるのが良いと思いますが、日本には四季がありますので、春夏なら明るめ、秋冬なら暗めがしっくりくるだろうと思います。
そしてグレーも同様に色展開が豊富。青みのグレーは私が買ったものですが、他に緑がかったグレーもありました。私は今までグレーのストッキングを試したことはありませんでしたが、すごーくおしゃれな雰囲気に一発でなりますね。しかも上品。

グレーやブラウンのような色幅の広い色は、色みが微妙だからこそ選び方が難しいかもしれないですが、ハマった時にはその分おしゃれ度もこなれ度もアップです。
特にみなさんが大絶賛するLANVINはこのあたりの色が絶妙に揃っているので、色オタクとしてはかなり楽しく、たまりません。色の微差を見極め、選ぶ楽しさ。くーーー、アガります!

 

そうそう、モンフォルは日本滞在中に早速履いてみまして、秋にぴったりな濃いめのベージュがいい感じでした。私は白いパンツに黒いパンプスの時に合わせてみました。白と黒でコントラストがつきすぎるのを、実際の自分の肌色より濃いめのベージュでつなぐイメージです。
それから、もちろんブラウン系のパンプスにも合いますね。
ところが靴の脱ぎ履きでちょっとひっかけてしまいまして(伝線には至っていませんが)、その場でもう1足追加で購入。危ない危ない。

LANVINのストッキングは透明感がすばらしいのですが、その分非常に繊細。私のように大雑把な人間には注意が必要かもしれません。ただしこういうものを身につけていたら、少しはおしとやかになるかしら?
とにもかくにも、ストッキング1000円、ひざ下ストッキング500円。これが1日もたないのはあまりにも切なすぎます、気をつけないと。

 

色オタクのサガですが、ストッキングが必要な生活はこれっぽっちも送っていないのについつい全色試したい気持ちがムクムクと湧き上がってきてしまいました。
ストッキングは消耗品、ということ以上に、色出しへの好奇心がどうしても出てきてしまうのです。
それもなんとか冷静な判断のもと、どうにか思いとどまることが出来ました。ふーー。
実際のところ、買ってきたもののうちの2足はまだ試す機会もないのですからねぇ。でもね、色オタク心がうずくのですよ。。。

あ、そう言えば、もうすぐタイツの季節ですね。(今度はそっち?)

 


今回の収穫

 

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 

ランキングに参加しています。読んだよ!の合図にどちらかポチっと押して頂けると励みになります。応援ありがとうございます。
にほんブログ村 犬ブログ 犬 海外生活へ にほんブログ村 犬ブログ 犬のいる暮らしへ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください