続・アイシャドーを語る 〜M・A・C EYE SHADOW×9

予告通り(→記事)、アイシャドーについて暑苦しく語る、その続きです。
本日は、前の記事で語り残したM・A・Cの9色パレットについてです。

 


M・A・C EYE SHADOW×9 DUSKY ROSE TIMES NINE

店舗にて

別のものを見に行ったMACでしたが、店舗に訪れる前にネットでチェックしていた時にたまたま目に入ったパレットのことが頭に残っていたようで、買うつもりもないのに、ついパレットを手に取ってしまいました。すかさずスタッフに「どんな色がお好きですか?」と聞かれたので、「ピンクベージュが好きなんだけど…」と。すると、こちらのパレットをオススメされました。

 

MACのようにメイクアップアーティスト・ブランドは、日本でもそうですが、スタッフさんはアート過ぎるメイクと言いますか、ともすればエキセントリックなメイクと言いますか(←褒めてます)、私のような普通の専業主婦からすると、クールでモードなスタッフは一見話しかけにくそうですが、実際は感じの良いスタッフばかり。どの店舗に行っても感じの悪いスタッフしかいらっしゃらない某ブランドとは大違いです。
MACのスタッフさんは、メイクアップアーティストなのでしょうね、本当にメイクのことがお好きなんだろうなぁと思う方ばかりで、相談するといろいろ親切に教えてくれます。

このパレットを買った時のシンガポールのMACのスタッフさんも感じが良く、私の乏しい英語力のせいで説明しきれないところもあったと思いますが、それでもいろいろ教えてくれました。

 

ナチュラルなメイクなら、と教えてくれたのが以下です。

アイホール全体には、AとDをミックスさせた色を塗る。
BとCをミックスさせたものを目のキワにのせる。
目尻をもうちょっと暗くしたい場合は、FとIをミックスさせたものをのせて、先の2つの色となじませる。

ブラシの使い方や種類も教えてくれました。

さすが、プロ!
とても好みの感じにメイクを仕上げてくれたので即決し(あれ?買うつもりはなかったんじゃ…?)、あなたはこの色がすごく合うね!なんてリップサービスも忘れません。
帰りは、日本語を勉強中だという別のスタッフが「アリガトウゴザイマシタ」と見送ってくれました。

私の使い方

早速自分で使ってみると、相当楽しいパレットだということがわかりました。
質感の違い、微妙な色の違いが揃ったパレットですので、色を混色させると自分で新たな色を作ることができるのです。
色のことを考えるのが好きな自分にうってつけだと思いました。

 

写真ではうまく色が写っていないかもしれませんが、全体は、ピンクベージュ〜赤みブラウンのパレットです。

ABFはパール入り。
Dはマットに近いけれど、かすかにパールを感じます。
CEGIはマット。
Hはラメ入り。パールも入っているかな?色は少しピンクがかっていますが、強い色ではありません。

 

こちら、見ているといろいろアイディアがわいてきます。
色を混色せず、単色使いで、横一列(ABC,DEF,GHI)のグラデーション使いをすることもできます。
明るいベースの色は、ADのミックスと教わりましたが、GHを混ぜて明るいグレーのベースカラーを作るのもキレイです。

 

また、中間色のバリエーションもいろいろ増やせそうです。

例えば、
AB/AE/AF/AIをミックスする。
こうすると、BEFIの元の色より、白っぽく明るくなり、パール感がプラスされます。

また、GにB/E/F/Iを足すと明るめグレイッシュな色になります。Gはマットな色なので、元がパール入りのものだと、パール感が抑えられます。

 

さらに、中間色だけでなく、締め色のバリエーションも増やせます。

締め色に赤みを入れたい時で、マットにしたければ、CにEをミックスして、パール感も出したければ、CにFをミックス。
赤みを抑えたければ、CにBを足すか、Iを足す。

 

どこに入れる色を作るにしても、赤みを強く仕上げたいときはEやFを混ぜて、グレイッシュでクールに仕上げたいときはGやIを混ぜるといいと思います。
キラキラさせたければ、Hを混ぜるか、仕上げにHをふわっと最後にひと刷毛する。などなど。

工夫次第で、いろいろ楽しめます。

自分がどういう色を出したいかでいろいろ新たに色を作り出せるのが、予想以上に楽しいパレットでした。

混色と配色

今までも、こっちのパレットとあっちのパレットの色を組み合わせて使うということはよくありました。パレットになるとどうしても、自分に合わない色が入っていることが多いので、みなさんも別パレットの色を組み合わせることはあると思います。
私の場合は、あくまでも色を組み合わせる(配色)までで、色そのものを混ぜて別の違う色を作るまでは至っていませんでした。
色彩学の師匠からもアイシャドーの混色をお勧め頂いたことはあったのですが、目指す色を自分がつかめていなかったということもあってうまく出来ず、そのアイディア自体すっかり忘れていました。

このMACのパレットも単色で見れば、私にはちょっと黄色が強すぎるものもあるのですが、色を学んだ今は、この色とこの色を混ぜるとこういう色になるという知識と感覚が身について来ているので、この9色を使えるようになっているのだと思います。
また、スタッフさんにメイクしてもらったことで、色のミックスの仕方を見ることができたことも大きかったでしょう。
今までの色の知識がない私でしたら、ちょっとこの色は合わないな止まりでいずれパレット自体使わなくなっていたかもしれませんから。

というのも、例えば私の場合、BCのミックス色や、特にABのミックス色はちょっと黄色みが強すぎます。このままではちょっと使いにくい。
そこで、ABにEを足したり、BCにEを足して、赤みを加えて自分に合う色を作ります。

色をミックスすることをスタッフから教わっても、それぞれの肌色に合う色の作り方まで教わることは短時間では無理でしょう。
色の違いに気付いたのも、色を自分の肌色に合わせて作ろうと思いつき、それが出来るようになったのは、やはり色の学びのおかげです。

 

このパレットは、微妙な色の違いと質感の違いが、色を自分に寄せていくのに、そして色をミックスするのに、絶妙だと感じます。
以前20〜30色もキレイな色がたくさん入ったパレットを持っていたこともありましたが、あまりにも色味が違うものの場合は、色を混ぜるよりも、色を組み合わせて配色を楽しむものではないでしょうか。微妙な色を作るのなら、今回ご紹介のような、似たような色が入ったパレットの方が混色には向いていると思います。

最後に

あーだこーだといろいろ言い過ぎて、皆さんにはかえって混乱を招いているという気がしないでもありませんが、私がどれだけ色を作ることや色そのものを楽しんでいるかということだけは、お伝えできたのではないでしょうか。

前記事も、更に暑苦しいこの記事が、どれだけ皆さんのお役に立つかはわかりませんが、私にとってはアイシャドーを混色して自分で色を作ることが目から鱗で、しかも楽しかったので、混色のアイディアを皆さんとシェアしようと思いました。

 

さてさて、お待たせしました。本日のちるさんは、こちら。


白黒の狆です。お口はピンクです。

 

いつもながら、雫はモデルさんを買って出てくれました。
ちるちゃん、ありがとね。

 

今日もお付き合い頂きありがとうございます。

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