タクシーの自損事故のすったもんだをやり過ごし、無事に動物病院に着きました。
本日は前記事の続きのお話です。
雫の月一回の動物病院の通院では、膝蓋骨脱臼の治療兼予防のために注射を受けています。定期的に通院していると何か心配なことがある場合も気軽に相談出来るし、通常の状態を先生に診てもらっておくのもいいのではないかといった狙いもあってのことです。
実はこの日、私たちは雫の状態で気になることがあって先生に相談しようと思っておりました。
1週間くらい前に雫に出血があったように見受けられ、ヒートが始まったのかと思いました。ヒートによる出血に備えて室内を設えていたのですが、なかなか出血量が増えないのです。お股も普段よりは腫れているように見えますが、ヒートの時に比べるとそこまでプックリしている訳ではありません。ですから、ヒートだと確信が持てずにおりまして、少量の出血はヒートではなく何か他の病気だったら?と不安でした。
先生に相談するにあたり、前回のヒートがいつだったのかをメモをひっくり返してみたところ、前回のヒートから2年近く経とうとしていました。そんなに間が空いていたか、もしくはただのメモし忘れか、それも気になります。
食欲は相変わらずだし、お股を普段より幾分舐めているものの、体調に大きな変化は無さそうですが、雫も今月10歳のお誕生日を迎えます。いい機会だから、ヒートの相談に併せて一通り健康チェックをしてもらおうと思ったのです。
雫の通院している動物病院は獣医師夫婦が経営されているのですが、この日は奥様の先生が担当してくれました。
健康チェックは日を改めて予約をしなければ無理だろうと思っていたのですが、幸いなことにその場ですぐしてもらえることになりました。不安はさっさと取り除いたほうがいいですから、ラッキーです。
まずは、採血。
雫は注射は得意中の得意(→記事)ですが、採血は今まで数えるくらいしかやったことがありません。看護師さんが保定しようとすると、それに対して怒る雫。知らない人に抱っこされるのは大の苦手です。仕方ないので引き続きライアンが抱っこして採血をトライしてみることになりました。
ところがです。雫のおとなしいことといったらありません。
なーんだ、それか。とでも言うような表情で、余裕で採血終了。これには先生も驚いていました。からだの大きさの割にはそれなりの量を採血されておりましたが、さっきの怒りっぷりはどこに行ったのでしょうか。
そのあといつもの注射をされて、次はエコー検査。その前に血液検査の結果が出て、腎臓の数値が正常値より高くなっていることを指摘されました。
エコー検査はいつもの先生(旦那様の先生)にバトンタッチ。
ここでも引き続きライアンが抱っこ。やっぱり看護師さんに敵意剥き出しだったからです。ジェルを塗った機械を当てられるだけで大騒ぎってもんじゃありません。うなるわ、逃げようとするわ、さっきの採血の時の余裕の雫ちゃんよ、戻ってこーい!
その時、私、思いつきました。
雫が嫌がるのは、これから自分が何をされるかわからないから不安になるのだろう。だったら見せなきゃいいんじゃないか。目隠ししたらどうだろうか、と。
完全に視界を遮られるのも雫の性格上、かえって怖いかもしれないと私は考え、視野を狭める作戦を取りました。競走馬のシャドーロールの原理です。
結果、大成功です!雫の顔の両側から私が両手で覆って、真正面の私の顔しか見えないようにし、エコー検査の間中ずっと話しかけていたら、怒るのをやめておとなしくなりました。グッジョブ、私!
健康チェックの結果と相談内容のまとめ
■血液検査:BUN 39 (正常値7-25)この尿素窒素の値だけ高いが、それ以外は正常範囲で問題なし。
■エコー:特に問題なし。BUNの数値が高くなっているが、腎臓もエコーで見た限りでは腫瘍もないし、年相応。エコー上、お股も気になる箇所なし。
■乳腺:問題なし
■ヒート:ヒートの間隔が空くことはある。現在お股が腫れているのはヒートだから。ヒート中に出血しないこともある。
■ごはん:手作り食である旨を伝えたところ、雫の腎臓の処理機能に比べて肉の摂取が多いよう。肉を減らしたほうがいい。
■腎臓:6ヶ月後に再確認すること。おしっこの色や匂い、喉の渇き(水を飲む量)に注意すること。
心配していたヒートにまつわる子宮のトラブルなどは無いそうでホッとしました。またそれ以外にも何か大きな問題もなさそうなので安心しました。腎臓については今すぐどうこうということでは無いそうですが、年齢的にも気をつけてあげたいところです。
雫のごはんは小さい時からずっと手作りごはんで、確かに肉を多めにアレンジして来たので、基本に立ち返り、今一度見直そうと思います。
これからもこの笑顔を守りたいですからね。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
コメントを残す