術後の搭乗の注意点

この日の記事でもチラリと触れましたが。

私のような日程で、術後すぐに飛行機に乗ろうなどと思うような方はそれほど多くはないとは思いますが、空港であったすったもんだについて書いておこうと思います。

 

私の退院に合わせて、ライアンがシンガポールから日本に迎えに来たのは先の通り(→記事)。
日本を発つ空港でチェックインをする時に、どうしたわけか、私とライアンの席が隣り合っていないことが判明しました。
せっかく日本まで迎えに来てもらったのに、席が隣ではないのは何かと不便です。席を替えてもらえるようにお願いしました。
ところが、世間はGWに入り、満席状態。簡単ではありません。
そのため、やむなくこちらの事情を説明。術後まもなくであり、わざわざ迎えに来てもらった旨を伝え、なんとか席を隣同士にしてもらえないかと再度お願いしたのでした。

すると、何やらタダならない様子。
何度も同じ質問をされます。そして、担当者が何人か出てきて説明されました。

なんでも、JALの規定では術後14日以内の搭乗はできないとのこと。もしくは主治医の許可(診断書)が必要とのこと。

そこで超多忙な主治医と連絡を取り、JALの担当者の方が再三やり取りをしてくれて、なんとか搭乗することができました。

その間、かなり時間を要したこともあって(早めに空港に到着していたので間に合いました)、頭も心も落ち着きませんでした。
主治医とJALの担当者に申し訳なく感じ、そもそも搭乗できるかどうか、搭乗できない場合にはどうするか、友人夫婦に預けてきた雫をどうするか・・・。

こんな事態になるとは微塵も想定していなかったので、実家の母の言うことを聞いておけば良かったと頭をかすめたりもしました。
母は、地元でしばらく養生してからシンガポールに戻るよう勧めていたのですが、あまり家を空けることも出来ないとシンガポールに戻ることにしたのです。

なぜなら…、
■この入院の付き添いのためライアンは休暇をとっていたのですが、その期限が迫っていたこと。
今回の長期休暇は、勤続◯年のリフレッシュ休暇を使いました。この権利を取得した時にシンガポールに駐在となり、なかなか使う機会が訪れなかったのを、5年越しのこの度使うことにしたのです。
ライアンの休暇中に一緒に帰らなければ、ひとりで飛行機に乗らなければならず、それも不安であったこと。
■ライアンの長期休暇終了とともに、通常業務になること。週に1、2回の海外出張は当たり前のライアン。私がシンガポールに戻らないと(雫の世話のため)出張できないので、業務に差し障りが出てしまいます。長期休暇の後であれば、なおさらです。
■日本はGW真っ只中に入ってしまうこと。航空券が取りづらくなってしまいます。

そんな訳で、のんびり実家で養生することもままならず、シンガポールに戻ろうとしたのですが、かえって周りに面倒をかける結果となってしまったのでした。

 

ただ、ひとつ言い訳をさせて頂くならば、術後14日以内の搭乗が出来ないということは、全く思いもよらないことでした。しかし、知らないということはこちらの落ち度ではあります。ですが、仮に事前にJALのホームページで確認していたとしても、私の場合、診断書が必要なケースであるとは認識できないような記載になっていると思われます。
というのも、自分がそれに該当すると思わなければ、診断書をダウンロードしないはずだからです。
術後14日以内の搭乗の際には診断書が必要だというのはダウンロードしたものには明記されていますが、逆に言うと、ダウンロードをしてからでないと、この規定は知り得ないからです。。。

それでも、JALの担当者の方々のご尽力と主治医のご協力のおかげをもって、無事搭乗することが出来まして、頭の下がる思いです。その節はありがとうございました。

 

とまあ、こんなすったもんだを繰り広げたのでした。
懸念された搭乗中の体調の変化は、もちろん何の問題もなく、シンガポールに戻って参りました。

 

どうか皆さま、術後まもなくの搭乗にはくれぐれもご注意を!
(皆さまはそんな無茶をしないか…!)

何かの折には、くまなく航空会社のホームページを確認することをおすすめ致します。。。
さもないと、やり取りの間ずっと、不安と戦う羽目になりますよー。

 


皆さま、お気をつけて!

 

今日もお付き合い頂きありがとうございます。

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