わかりづらい要求

ずっと一緒に暮らしている私にとって、雫の気持ちはわかりすぎるほどよくわかります。
こう言うと引かれてしまうかもしれませんが…、人間と犬、種族は違っても、思考回路とか感覚がかなり似ていると思っています。
こういうのは嫌だろうな、こうして欲しいのだろうな。
私と雫の意思疎通は非常にスムーズ。

一方ライアンは、私や雫と思考回路や感覚が異なるタイプ。
だから、雫の気持ちがわかっているようでわかっていません。
対応がちょっとずれる。ずれた対応に雫が困っている様子がおもしろおかしい。

ライアンより私の方が雫と過ごす時間が長いのももちろんあるだろうし、女性の方が細かいところに気付くのもあるとは思いますが、それでもやっぱり、この違いは、思考回路と感覚の部分の違いだと思えてなりません。

 

例えば、雫にこっちに来てと要求された時、それは甘えたくて撫でて欲しいのでも遊んで欲しいのでもありません。
ライアンは勘違いして、撫でたり抱っこしたりするのですが、そんなことをすると雫に嫌がられて突っぱねられてしまいます。
そのとき雫はただ近くにいて欲しいだけなのです。決して、くっついたり触ったりしたらダメ。付かず離れずの距離を保ったままそこにいることを要求しています。


付かず離れず

 

雫は初めてのワンコなので他のコと比べたわけではないのですが、雫の要求は、モノの本で見たり一般的に思われているのとちょっと違うような気がします。私はとてもよく理解できるのだけれど、どうやら一筋縄ではいかないようです。

 

実は先日、日本へ一時帰国した際に、雫にはペットホテルでお留守番をしてもらいました。
通常一時帰国する時にはライアンか私のどちらかが必ずシンガポールにいるように日程のやりくりをするのですが、今回はどうしてもふたり一緒に帰らなければなりませんでした。

24時間、いつでも見ることができるwebカメラで雫の様子をたまに覗いてみると、あーースタッフに雫の意図が通じていない!と思う場面が多々ありました。

甘えたような仕草を見せたとしても、抱っこじゃない
遊んで欲しそうに見えたとしても、関心を寄せるだけでいい
押しているわけではない、ちょっと背中を貸してくれるだけでいい
みんなから離れて遠巻きにいるけれど、スタッフを嫌がっているわけではない

きっと通じていない・・・

ホテルのスタッフは英語でワンコたちに話しかけるだろうけど、雫は日本語しかわからないだろうから、そこも通じない。

 

雫は、自分勝手な要求をすることは普段ありませんが、きっとわかりづらいだろうな。
ライアンだってわからないこともあるのだもの。たまに泊まるペットホテルのスタッフなら、尚更。
※気になるときは、信頼の置けるベテランスタッフに様子を尋ねながら、雫には日程をこなしてもらいます。

 

ヒトと通じないことに雫がストレスを感じていないだろうかと、ただただ申し訳なく思いながら、なんとか諸々要件を済ませ(その一部はこちら→記事)普段の生活に戻り、こんな姿を見たら、


いつもの顔に戻りました

リラックスした様子にホッとすると同時に、また申し訳ない気持ちが湧いてきました。
雫、がんばってくれてありがとう。
みんなにはわかりづらくても、そんな雫が大好きだよ。

 

今日もお付き合い頂きありがとうございます。

 

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