雫が突然、深い咳をし始めました。理由は特に思い当たりません。
夕方から急に出始め、就寝中も断続的に深い咳が続きます。あまり眠れなかったせいか、翌日起きてからも眠そうです。その後も咳は続き、時折、えずいて※しまうくらい深く、全身を使って咳をする状態です。
今年の2月にも激しい咳が出て病院に行ったところ、ケンネルコフの疑いで薬を出してもらったことがあります(→記事)。そのこともあったのと、また、人間でもこういった咳をする時には異常に体力を奪われるのに、ましてやこんな小さな体ではさぞかし辛かろうと、早めに病院に連れて行くことにしました。
※「えずく」とは、京都・大阪の言葉のよう。標準語では「吐く」「吐き気」に相当するそうですが、個人的にはニュアンスが違うように思いますので、「えずく」でいきます。
動物病院に電話を入れてから出掛ける準備をしていると、雫はみんなで楽しいお出掛けだと勘違いしたようで、くるくる狆ターン。全身で喜びを表します。と同時に、興奮したからなのか咳がピタリと止まりました。
なんとも、皮肉。
もちろん、咳が止まるのは良いことなんですけれども、丸一日ずっと咳をしていたのに病院に行くとなったらいきなり咳が止まるのですから。まあ、これも雫によくあることなんですけれどもね。
ただ雫の咳を観察していると、ごはんやおやつ、お散歩など、興奮した時には咳が出ない傾向にあり、寝ている時やリラックスしている時に出るように見受けられ、どうやら副交感神経優位の時に咳が出るような気がしていたのです。
とすると、お出掛けだと興奮した雫の咳が出なくなったのも、うなずけるというわけ。
逆に言うと、今一旦咳が止まってもいつもの調子だと、また夜寝る段で咳が出ることは容易に想像出来たので、病院で診てもらう必要があると思いました。
とはいえ、ちょうど咳は止まっているわけですから説明が難しい。念のため、咳をしている動画を撮っておいてよかったです。
ところで、雫は2軒の動物病院に通っています。
家から近い病院の方は、日常的な症状を診てもらう病院で、家から遠い方の病院は日本人獣医師が勤務されていることもあって、本帰国にまつわる件はこちらでお願いしています。
この日訪れたのは近い方の病院。この記事の時の病院とは異なりますが、病院内に入れるのは飼い主1人のみとのことでした。サーキットブレーカー(シンガポール流のロックダウン)が明けても、まだ制限は続いています。
診察室に入ると、案の定、雫の咳は止まったまま。例の動画を先生にお見せしたところ、喉が楽になるような注射を打ってもらいました。それから、
こちらの薬を処方され、飲み終わってもまだ咳が続くようなら、薬を変えるのでまた来てください、とのことでした。
ちなみに雫は、注射器型の薬を相当お気に召したようでして、これを取り出すとすっとんで来ます。チョコレートのような香りに大喜びです。本物のチョコレートは食べられないし、食べたこともないのにね。
会計を済ませ、帰宅しようとしたところ、肛門腺を絞ってもらうのを忘れたことを思い出しました。前回絞ってもらってから、サーキットブレーカーに入ってしまい、不要不急の診察以外は予約キャンセルとなってしまったため、大分時間が空いてしまったのです。ちょっと前から例のカホリが気になっていたので、再度先生に診てもらうと、
「うげー、気持ち悪くなるくらいめっちゃ溜まってる!(意訳)」
そうで(爆)。素直な感想を口に出すところが、たまらなくツボりました。こういうの、かなり好みです。
病院終了後、雫は相変らず咳も止まっていることですし、病院近くの植物園を散歩してから帰ることに。
この日はサーキットブレーカー後の段階的解除であるフェーズ1の最終日。植物園は開いているのかな?と思う間もなく、無事入場出来ました。
サーキットブレーカー中はもちろんフェーズ1に入ってからも、ほとんど外に出ない生活をしていたので、久しぶりに濃い緑の中に身をおいたら、なんとも言えない気持ち良さ。目にも心にも緑が沁み渡る心地がしました。
ただし、雫は少し歩いたところで大事を取って、回収。キャリーバッグを広げたらすんなり入りました。お散歩も楽しいけれど一方で、やはり咳で体力的にはきついのか、キャリーバッグの中でも満足そうでした。
その日の夜、予想通り、就寝中に咳。注射と薬のおかげか、前日の咳に比べるとかなりマシだったので、早めに病院に行っておいてよかったと思いました。
それから1週間経ち、咳もほとんど出なくなりました。おかげさまで一安心です。
お気に入りのチョコレート風味のお薬はもうすぐ終了ですよ
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
雫ちゃん、咳良くなってよかったです。えずくまで咳をずっとしているのは心配だし、可哀想になりますよね…
うちのワンコは咳が出始めて心臓病だと発覚しました。これまで色々病気をしてきましたが、チョコレート色のお薬は初めて見ました。
肛門腺絞り、うちも病院に行った時にお願いしています。自分で出来ればいいんですが、できなくて。先週行った時はうっかりお願いするのを忘れてしまいました…
おかげさまで薬が効いたようです。まだ少し出ることもありますが、とりあえず一安心です。
心臓病の場合も咳が出るのですか。勉強になりました。小型犬に心臓病は多いと聞きますので、我が家も注意するお年頃ですね…
肛門腺絞りはコツをつかむと簡単だと、出来る方はそうおっしゃるのですが、私もどうにもこうにも出来ません。やはりサロンか病院任せです。ちなみに爪切りも出来ないので、サロンでお願いしています。今月中はサロンの予約が取れない状況らしく、仕方がないのでウォークインで爪切りだけお願いして参りました。