昨年末に私の実の家族がシンガポールに遊びに来たことは、ここでもTwitterでも何度かお話しておりますが、本日はその時の雫のことを少しばかり。
ワンコもアハ体験するんだ!ってお話です。
さて、家族を連れてシンガポールに着いたのは深夜のことでした。よって空港から宿泊先のホテルに直行して、雫との再会は翌日に持ち越されることに。
※シンガポールの自宅には泊まってもらうための用意がないので、家族には最寄りのホテルに泊まってもらいました。
翌日一通り観光したあと、予約した夕食までの時間、自宅で過ごすことにしました。
いよいよ雫と再会の時です。
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…とその前に、雫と父の思い出を。
雫は父が大好き。
雫は元々テンションが高くない人、もっと言うと、つれないくらいの人が好きなのですが、父はその条件にピッタリ。犬と言えば番犬で外飼いが普通だった田舎育ちの団塊世代で、いわゆるお座敷犬とは無縁の父。犬嫌いではないですが、雫とどう接したらよいのやら、と言ったところでしょうか。
自分に迫ってこないことがかえって雫の興味を引き、雫は父に興味津々。よく近寄っていました。
そんな雫の対処に困った時に父はよく、「ハウス!」と言っていましたっけ。素直に言うことを聞く雫。今はハウスをする場面ではないのですけれどもねぇ…、なんてことはしょっちゅうでした。
ある時、事件が発生しました。(詳しくはこちらをどうぞ→記事)
まだまだおチビだった頃の雫が、父の新調したばかりのメガネをかじってしまったのです。雫ははじめから父によく懐いていましたが、それを機にますます父に懐くようになったのでした。
シンガポールに引っ越して半年後に、私の両親がシンガポールに遊びに来てくれて、その時雫は両親のことをちゃんと覚えていて、それはそれは大変な喜びようでした。
それが、2013年9月のこと。
今回は、そこから実に6年以上経っての再会となったわけです。雫がちゃんと覚えているのか気になります。。。
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その日、家族を連れて雫が留守番する自宅に戻ったのは、夕方前でした。
雫は留守番中、ケージの中に入ってもらうのですが、私とライアン以外にも人がゾロゾロ入って来たことにビックリして、普段吠えないくせに「ワン!」と一声上げました。ケージから出たあとも落ち着きません。
そのうち家族がソファでゆっくりし始めると、雫も警戒しながらも少し落ち着き始めました。ちょっと離れたところから観察して、なれなれしく自分に近づいて来ないことがわかり、幾分安心したようです。
そのうち、妙に気になるのか、時折自分から家族に近づいていってスンスンし始めました。スンスン頻度は通常の来客時とは比較になりません。やたらスンスンしに行くのです。
そして、決定的瞬間!!!
父が手元にカバンを引き寄せようとした瞬間、雫が向こうから走って来て、ちょっとその手をこちらに向けて!とばかりに、前足を父に掛けました。匂いをひと嗅ぎしたあと、表情を変えて、ぴょんぴょんぴょんぴょん回り始めました!
雫が父のことを思い出した瞬間です!
それはそれは雫はうれしそうに、くるくるくるくる狆ターン。
そして、相変わらずぴょんぴょん跳ねて喜んで、父の手をぺろぺろぺろと舐め倒します。
ちぎれんばかりにしっぽを振りながら、笑顔なんてもんじゃありません。
その顔は、きゃ〜〜〜、お父さんだ〜〜〜うれしいうれしいうれしい!!!と言っているようでした。
お父さんだお父さんだ!ぺろぺろぺろ…
雫がシンガポールに引越したのは3歳の時。
両親に最後に会ったのは4歳になる1ヶ月前のことでした。
それから6年以上経って、現在雫10歳。
雫時間にしてみれば、ご無沙汰なんてレベルではなく、相当長い期間会っていない人のこと。しかも一緒に暮らした人ではありません。なのに、ちゃーんと覚えているものなんですね。。。
雫、思い出してよかったね。
大好きなお父さんにまた会えてよかったね。
それにしても、雫が父を思い出した瞬間の変わりようといったらありません。
うーん、知っているような気もするけど、誰だっけ???と頭にたくさんの?マークを抱えていた時の雫の顔と、あ!!!!!と思い出した時の雫の顔。
ワンコのアハ体験を間近で見せてもらいました。ていうか、ワンコもアハ体験するのですね。
いや〜感動しました。思い出すたびに、鼻の奥がツーンとしてしまうよ。
お父さんと一緒にビーチに行ったよ
(父のほっそい太ももの上で雫は不安定そうw)
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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