前記事で思わせぶりな終わり方をしてしまいましたが・・・、
我が家を襲った悲劇とは、
日曜日の朝、
トイレの水が止まらなくなり、溢れて、トイレ中が水浸し。
その上、汚水が逆流して、目を覆いたくなる光景となりました。。。
トイレが詰まり気味だったところに、トイレの水が止まらなくなって、こんな悲劇となってしまいました。
実は土曜日の時点でちょっと流れがイマイチだったのですが、時間が経つうちに解消したと思っていたのです。流れがイマイチなことは今までもよくあったし、この物件はそういうものなのだと思っていました。そこに、何かの拍子で水が止まらなくなるというアクシデントも加わってしまったのでした。
重なる時には重なるものです。
トイレの床には排水口がついているので、初めはそこから排水できていたのですが、そこも詰まってしまいました。
幸い、トイレの床はリビングからつながる廊下より2㎝ほど低いので、なんとかトイレ内に汚水は食い止めることができたのですが。。。
すぐに我が家の不動産エージェントに連絡するも、日曜日は業者さんも休みだから対応してもらうのは厳しいのではないか。オーナーの許可なく勝手に対応するのも費用の問題があるから、やめたほうがいい。とのことでした。
月曜日に対応してもらうまで、汚水とともに過ごさなければならないかと思うと、クラクラしてしまいました。
次に常駐しているコンシェルジュに相談するも、日曜だから無理じゃないか?と同じ答えでした。が、もし、オーナー側の連絡先を知っているなら、連絡を取ったら?とのこと。
我が家が住む部屋はある会社が保有しているのですが、日曜日だと会社は休みだし、担当者も対応してくれないかもしれない、とダメ元で連絡してみたら、すぐ対応してもらえました。
配管業者さんが来てくれることになりましたが、日曜日ということもあり、どんなに早くても15時とのこと。
とりあえず、なんとかなりそう!よかった!
が、まだまだテンションが上がらない私。
ライアンの出張中でなかったこと、日曜日にもかかわらず当日中に対応してもらえたこと、はありがたいことだと頭ではわかっていても、人生初のこの光景に、どうにもこうにも気分が下がってしまいます。。。
見るに見兼ねたライアンが、「15時になれば直るのだから、こんな時だからこそ、気分を変えておいしいものでも食べに行こう!」と言い出しました。
初めは雫にはお留守番してもらうつもりでしたが、雫だけこんな状況の家に残すのも忍びなく、一緒に行くことにしたのですが、となると、雫連れで行けるおいしいところってどこにある?
すると、雫以上の食いしん坊のライアンが思いついた。
デンプシーヒルのスパニッシュ、どう?!
新しい(と言っても何年か経っていますが)スペイン料理レストランがあることに最近気づいて、以前通りかかった時、外席ならワンコ連れでもOKであることは確認済みだったのです。
で、やって来ました。
道路より低いところにあるレストランなので、隠れ家的な雰囲気です。
外席でも、こんなにオシャレ。
ちょっとした庭があります。
肝心のお料理は・・・
やばい、どれも美味!
あんなにテンションだだ下がりだった私の機嫌もすっかり直りました。
ちるもご機嫌〜。
途中、お庭を散歩して、
イカスミのパエリアをほんのちょっともらった雫。初めての味にびっくりしたのか、反応が時間差でやって来て、笑わせてくれました。次は、
こっちのお料理も狙う雫。
これはダメです。
食後、こんなの方がランチにやって来ました。
たまにランチに来るのですって。怖がりだから人を見ると逃げるらしい。
堂々とした歩き方が、人を怖がっているようには全然見えませんでしたが、しばらくすると林の中に消えて行きました。
レストランの雰囲気もオシャレ。スタッフも感じが良く、お料理もかなりおいしい。雫と一緒に行けるレストランで、これだけのクオリティーは希少です。
おいしいものをたくさん食べて、ご機嫌も直りましたが、そろそろ時間です。
トイレを直してもらわなければ!
木馬さん、またね〜
配管業者のおじさんは、長い棒の先に円盤状のものがついたものを手にして、現れました。
おじさんがエイッとその棒をヒトツキフタツキすると、ゴゴーと音を立て、一旦棒を抜いたらさらに汚水が湧き出て来た。
が、そのあともうヒトツキするとゴゴゴーと全て流れて行きました。
よかったよかった!ありがとう!!!
業者のおじさんはそのあと、ちょちょちょいとその辺りを水で流して、帰って行きました。
その後私は、怒涛の掃除タイムです。
雑巾やタオルやその他諸々、何枚も何枚もいろいろ使って、気の済むまで掃除消毒して、やっと落ち着きました。
おかげでトイレが一皮むけたと思うくらい、ピカピカになりました。
今回はすぐに当日中に解決しましたが、改めて思うのは、日本のサービス力の高さです。何かあった時にいつでも対応してもらえることは、当たり前すぎて日本にいた時にはそのありがたみがわかりませんでした。その安心感は当たり前ではなく、当たり前のレベルまで仕立て上げた、それに関わる誰かのアイディアと努力のおかげなのですね。すばらしいですね。
とはいえ、こんな経験は一度でもう十分です。
おいしいお料理は、ご機嫌にしてくれる力がありますけれども、楽しい時に食べた方がよりおいしいですもの。
今日もお付き合い頂きありがとうございます。
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