先日初めて、カルーセルを利用し、この時計を手に入れました。
カルーセルとは、アジアを中心に9つの国・地域で展開するフリマアプリのことで、アジア版メルカリのようなものらしいです。「らしい」と言ったのは、私自身はメルカリを利用したことがないため、何が同じで何が違うのか、正直よくわかっていないからですが、それでも、カルーセルでは車や不動産も取引されているというのは、かなりの驚き。メルカリで不動産の取引とは想像できないですしね。
☆Carousell(カルーセル)は、こちら。
フリマアプリがあるらしい、人気らしいというのは日本人同士の話の中でもたまに耳にしており、存在自体は知っておりましたが、利用する機会がなかったので、あまり気に止めていませんでした。が、この少し前にライアンがおもしろい話を聞いてきまして。なんでもその人が初めてカルーセルを利用してある物を購入した時、売り手が数軒隣のご近所さんだったとか。「品物は〇〇に置いとくね。」「お金は〇〇に入れといてね。」という風に、ゆる〜い感じで取引を終えたらしく、随分と手軽に利用できるのだなと思いました。
ちなみに、在星邦人にはお役立ちウェブというサイトにフリマ掲示板があって、そこで不用品売買をすることも出来ます。ここでは個人間の売買や譲渡に限られておりますが、日本語でやりとり出来るとあって、以前私も売り手側として利用したことがありました。クローゼットの断捨離目的だったので、そこそこの人数の方々とお取り引きさせていただきましたが、私の場合はトラブルが無いどころかリピートして下さる方もいて、楽しかったくらいです。が、ほんの数件だけお返事に日数を要する方がいて、それには少しだけ困りました。
☆シンガポールお役立ちウェブは、こちら。
それに比べて、カルーセルのレスポンスの早いこと早いこと!ライアンが問い合わせするとすぐさま返事が来て、やりとりは驚くほどスムーズ。
物の受け渡しは、今回は売り手さんが我が家まで直接届けに来てくれて、その場で実物や保証書を見た上で、お金の受け渡しとなりました。支払い方法はその場で直接支払うことも出来ますし、カルーセルを通してお金を支払うことも出来ます(この場合は手数料がかかります)。
それにしても、問い合わせをして次の日にはもう手元に届く、驚きの手軽さ! いやはや恐れ入りました。
今回購入したのは限定品の時計ということもあり、新品の、間違いなく正規品が欲しいと思っておりました。ですから、シンガポールの時計屋さんで販売しているのをネットでひとつだけ見つけ、そこで実際に見てから購入しようか、なんて呑気に構えていたら、翌日に再度そのネットショップを覗いたらすでに売り切れの悲劇。。。
そのタイミングでカルーセルに商品が上がってきておりまして、売り主に聞いてみたら、私たちが目をつけていたお店で購入したのはその方だと判明、だったら確かに正規品だろうと思いました。
また、これが定価に比べてあまりにも上乗せされていたら問題外ですが、良心的な価格だったのもあり購入を決めたのでした。
というのもこの時計は、Queenファンなら垂涎ものの限定品で、セイコー×ブライアン・メイ氏(Queenのギタリスト)のコラボの機械式時計。彼のオールハンドメイドの愛用ギター・レッドスペシャルを再現したデザインで9000本限定のもの。2020年1月にQueenとアダムランバートが公演のため来日した時に、ブライアンがセイコーに表敬訪問、5月に発売と発表されたのですが、あっという間に予約できなくなってしまいました。
のちに、9000本のうち日本国内販売は2000本とわかったので、発売になったあとシンガポール国内、もしくはその他の国も視野に入れて探すことに切り替えました。日本国内ではすでに高額転売が始まっており、そういう入手の仕方は好みではなかったからです。そして、ついにシンガポール国内で入手に出来たのでした。パチパチパチ。
というのが、カルーセルで入手した話で、実は後日談がありまして。
日本で予約出来ないとわかったあと、キャンセル待ちをするべく、ライアンが各店舗に問い合わせをしていたのが功を奏したというかなんというか(苦笑)、1本手に入れてホクホクしていた翌々日、日本のある店舗から入荷の連絡が入りました。
そもそも、私自身は確実な正規品を定価で、実物を見てから購入したいとの想いがありまして、どうやら気付けばその条件が全て揃っていたのでした。今年の1月時点で冗談交じりにそれぞれの分を買っちゃおうかと話していたのですが、それもその通りになりました。入荷連絡のあと、すぐさま購入手続きをした結果、思い掛けず購入できたのです。高額転売されているのを横目に、ありがたい限りです。
もしコロナ禍でなければ、今日の今日、Queen+ALのロンドン公演のはずでした。
ヨーロッパツアーはチケット保留のまま1年延期になりましたので、来年のUK公演で、セイコーレッドスペシャルを揃いで着けた40代の日本人夫婦がいたなら、たぶんそれ、私たちです。楽しみだなぁ。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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