【ディープなシンガポール】ジャングルを空中散歩。ヘンダーソンウェーブブリッジまで歩こう

年末年始の長い休暇中に、今までやろうと思いつつも、なんとなく後回しにして来たことをやってみようと企画しました。

今回は、ジャングルの中をまるで空中散歩しているような、ヘンダーソン・ウェーブ・ブリッジまでの道のりをご紹介します。

 

ライアンがハイキングに行こうと言い出して、私てっきり、シンガポールの北の方のどこかに行くのだとばかり思っていましたら、違いました。
やたらおしゃれな木製の橋の写真を見せられたので、俄然気分が上がります。
それら写真を見ていたら、ワンコが歩いている様子も写っているので、どうやらワンコもOKらしい。
雫と一緒にハイキングだなんて、楽しそう!

 

ハイキングとは言っても、山歩きのようなしっかりとした服装は必要ありません。そこそこの距離を歩くことになるので、歩きやすい靴であれば問題なし。
ライアンも私もいつものスニーカーで、ペットボトルの水だけは用意して出掛けました。

 

雫と移動するときはいつものようにタクシー(ペットは公共交通機関を使用できません)です。この日は、雫の散歩を兼ねて通りまで出てからタクシーを捕まえようと歩き出したら、なんと!雨がポツリポツリと落ちて来ました。

 

雨季の今は天気が変わりやすいため、仕方ありません。
そのうち止むだろうと、途中のスターバックスで雨宿り。

 

しばらくしたら雨も止んだのでタクシーに乗り込み、スタート地点のHortParkに向かいます。


出発!

 

最初こそ調子良く歩いていた雫でしたが、

 

この境目で急に立ち止まる。

 

ここから先は、このような側溝の網目のようなの素材になっているのです。

 

普段のお散歩中にも、今まで難なく飛び越えていた側溝の蓋の網を急に怖がることもある雫。この日も雫は怖がっていて、さすがに網の隙間に足がハマることはないだろうけど、爪をひっかけたり、肉球を傷つけたりしては大変なので、この先私が抱えて歩くことになりました。

 

ところで、雫は体重3キロちょっと。それほど重くないとは言え、女性である私がずっと抱えて歩くとなかなかこたえます。なぜいつも、男性であるライアンではなく私が抱っこしているかというと…。

ライアンの普段の通勤カバンは雫の体重よりはるかに重く、キャリーバッグに入っている雫はびっくりするほどおとなしい。
するとどうなるかというと、普段より軽いバッグを持ったライアンは、そこに雫が入っていることをすっかり忘れてしまい、バッグの扱いが雑になってしまうのです。
手に提げていたキャリーバッグをなんのためらいもなく、よっこらしょと遠心力を使って肩に担ぐのを見た瞬間、私は凍りついてしまいました。

雫!雫が入っている!!!

それ以来、基本的にキャリーバッグは私が持つようになりました。私なら、雫の体重をしっかり感じるので雑に扱うことはないし、バッグを肩からかけますので雫も安全だからです。(手に提げたままだと、壁や人にぶつかってしまう可能性もあるため。)

 

話が脱線してしまいました。
雫を抱っこすることになった側溝の網目のようなもの、それは、ジャングルの中を走る遊歩道(フォレスト・ウォーク)。

 

かなりの高さです。熱帯のジャングルの木を横目で見る高さを、歩いて抜けていくことが出来ます。まさにジャングルの空中散歩です。



最高に気持ちいいです!!!

 

こんな看板があるところを見ると、サルがいるのでしょう。遭遇しませんでしたが。

 

景色が変わるたびに、写真を撮ってしまいました。

 

きっと後で見たら代わり映えしないのだろうなぁと思いながら撮りましたが、やっぱりそうでした。

 

途中、ジャングルの合間に近代的な建物が見えて、自然と大都会と、そのギャップに不思議な感覚を覚えます。

 

辺り一面ジャングル!ここを歩いて来たのか。。。

 

フォレスト・ウォークから一般道を行ったところに、テラス・ガーデンがあり、ちょっと休憩。

舞台のセットを思わせる、写真映えスポットです。

 

 

ついに、ヘンダーソンウェーブブリッジに着きました。

 

ウェーブの名の通り、うねっています。想像以上に素敵な橋!
が、例の如く、カメラのレンズを選択ミス。広角で写真が撮れないのでこの感動が写らない。。。



 

空中散歩を満喫して、いよいよ帰ろうとしたその時、またもや雨がポツリポツリ・・・。
屋根のある場所を探す間も無く、一気に土砂降りになってしまいました。

どうしよう!!!

どうにも避難する場所がなく、仕方なく、歩道脇の森の中に逃げ込みました。
大きな木の下で雨を避けるしかありません。
とは言え、土砂降りも土砂降り。何もないよりはマシですが、びしょ濡れになりました。


証拠写真…になってない!

この写真では明るく写っていますが、実際にはただの薄暗い藪の中。大きな雨粒はボタリボタリと落ちてくるし、雨は全然止まないし、タクシーは捕まらないし、悲愴感しかありません。。。

 

雫は状況を理解して、ここでもじっとおとなしくしてくれていました。
濡れないようにかけたハンカチが、のれんをくぐっているみたいだけれど。


オヤジ、やってる?

 

長い距離を歩くことになるだろうからと極力荷物を少なく、小さいバッグにして傘を持たずに来たことを大変後悔しました。
そもそも、スターバックスで雨宿りした時に気付くべきでした。

 

なんとかタクシーを捕まえ、家に帰る途中で雨が止んだのは、想定の範囲内です。(雨男雨女雨犬につき。)

ジャングルで雨宿りしたのも、まあ、なかなか出来る経験ではないなと思い直し、それも良い思い出となりました。

 

ちなみに、フォレスト・ウォークもヘンダーソンウェーブブリッジも、入場料など必要ありません。無料です。

何度目かのシンガポール旅行で、マリーナベイサンズもユニバーサルスタジオも経験済み!オーチャードで買物も済んだ。日本では経験できないようなこと、ない?と聞かれたなら、激しくおすすめします。ガイドブックにも載ってないんじゃないかな?

ジャングル内の空中散歩、日本ではなかなか出来ないですよね?! 熱帯雨林の森林浴、最高に気持ちいいですよー。

私もまた行きたい!今度は忘れずに傘を持って。

 

今日もお付き合い頂きありがとうございます。

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