世界中で新型コ○ナウィルスに警戒中の昨今、デング熱にも警戒しなければならなかった雫家居住エリア。
おかげさまで雫家では問題はありませんでしたが、メモを残しておこうと思います。
さかのぼること2020年2月中旬、雫と散歩に出掛けたライアンから写真が届きました。
「近所でデング熱の感染例が出たから、外出するときには気をつけて。」
その後３週間経たないうちに、感染件数が28件となってしまい、エリア内を一斉に殺虫剤噴霧をすることとなりました。
モクモクモク…
その翌日、感染件数は30を超えていました。
その後も増え続けています。3月中旬。（エリア内の別の場所）
そして、定期的な通称モスキートバスターズ（公から来る蚊の発生有無のチェック）の訪問とは別に、念入りなチェックが入りました。いつもは軽いチェックですが、この時ばかりはバルコニーと水回りを全てチェックされました。我が家はお褒めの言葉を頂いたのですが、特に、トイレの蓋を閉めていることとキッチンのシンク下にあまり物を入れていないことは良かったみたいです。
それから4月上旬の今日現在、この掲示の数字は変わっていません。ほっっっ。
シンガポールで暮らすにあたり、私たちはいろいろなワクチンを受けて、「外国に住む」ことの準備をしました。その際、再三注意されたのが、デング熱についてです。
蚊が媒介する病気は他にも日本脳炎等がありますが、日本脳炎にはワクチンがあってもデングにはワクチンがありません。蚊が飛んで来たときに、この蚊は日本脳炎、この蚊はデング熱、この蚊は…、といったように瞬時に判別が出来るわけではないので、とにかく蚊に刺されないよう用心することを厳しめに注意されていたのです。
また、日本では当時デング熱についてあまり知られていなかったのもあり、私の周りでは来星したばかりの日本人にはデングへの警戒をする、というのが暗黙のルールになっていました。
マ、ジ、で、シャレにならないから！！！（訳：痒いんじゃなくて入院だから！）
２回目は死ぬかもしれないから！！！（訳：軽く考えていると命に関わるから！）
このようにデング熱に警戒するというのは私たちにとって日常となっており、公園など植物の多いところに行く時や夜間の外出には虫除けスプレーは必須です。
ちなみに、シンガポールでは国を挙げてデング熱の発生を抑える取り組みがなされており、コンドミニアムでは週に１度、殺虫剤の噴霧があります。ですから他の東南アジアの国や日本に比べると格段に蚊は少ないです。しかも先ほどもお話しした通り、定期的に蚊を発生させていないかのチェックが入る徹底ぶりです（違反している時には罰金）。
このように対策をとっている中でも、40件以上もの感染例とは驚きと同時に不安を感じました。
国も対策しているし、個人でも気を付けているつもりでも、知らないうちに蚊に刺されることはあるからです。世界的なコ○ナウイルスの流行と同時に、デングにも今まで以上に警戒しなければならないとは…！
とはいえ、やることはこれまでと同じ。
雫のお散歩コースはすっぽりとこの発生エリアに入っているので、普段以上にひたすらに蚊を避けるのみです。お散歩の時間を無理のない範囲で少しだけ陽の高い時間にさせてもらって、それから…
こちらを導入。
箱の中には一枚づつ個包装されたパッチ（写真右）が入っていて、そのパッチをお洋服などにペタリと貼り付けます。虫除けスプレーの匂いをもっと強烈にした匂いがここから発せられ、１２時間蚊除けが出来るようです。
肌が弱い私は虫除けスプレーによっては肌がかゆくなってしまうこともあるので、パッチタイプだと便利で手軽だと思いました。小さなお子さんにも良いでしょう。ただしスプレーに比べるとコスパはイマイチ。それでもデング熱に感染するよりはいいので、外に出る時には貼るようにしています。
別のブランドでお買い得価格のものを買ってみたところ、個包装になっておらず不便でした。価格差はそこにあるのですね。
おかげさまで、殺虫剤の一斉噴霧の日からデング熱の潜伏期間も大分前に過ぎ、落ち着いたように見受けられます。
もちろん、今後も引き続き蚊除けは心掛けなければならないわけですが、これでようやくコ○ナ除けに注力できます。目に見えないコ○ナと対峙するのも、これまた随分と厄介ですよね。。。
以上、簡単にデング熱アラートについてのメモでした。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
ランキングに参加しています。読んだよ！の合図にどちらかポチっと押して頂けると励みになります。応援ありがとうございます。
コメントを残す