基本に戻ろう! 雫ごはんの見直し

雫の血液検査の結果(→記事)を受けて、手作りごはんを見直すことにしました。

そもそも私が雫のごはんを手作りするようになったのは、まだ日本にいた頃、雫の膝蓋骨脱臼で通院していた動物病院で開催された犬の手作り食教室を受講したのがきっかけ。
講師の方は、アメリカで人間用だけではなくペットの栄養について学ばれ、ペットフードメーカーでも働いた経験もある方で、何よりもご自身の愛犬の病気が食事の見直しをすることによって完治したというのがこの講座に非常に説得力をもたらしました。
講座では、栄養について丁寧な説明があったのはもちろんのことながら、それを日常生活にどのように取り入れるかという現実に即したところまで、かなり実用的なお話を聞けたことによりすぐに手作り食に移行することが出来ました。
非常に有意義な内容の講座でしたのでその時のレジメは今も大切に保管しています。そしてこの講座の内容をベースに雫のごはんを作り続けています。

 

とはいえ、そこから7年以上経つうちに、私たち自身の食生活の変化に伴い、雫のごはんもアレンジしてきました。
手作り食教室で習ったごはんの作り方をざっくり一言で表すなら、

タンパク質:炭水化物:野菜を1:1:1の割合で混ぜて、そこにカルシウムサプリメントをトッピング。
はい、出来上がり!

これが基本なのですが、私たちなりの考えによりタンパク質の割合を増やす代わりに炭水化物の割合を減らすアレンジをしたのです。私たちがタンパク質重視の食生活にして非常に体調が良くなったのと義父が糖尿病を患ったことがアレンジした要因で、過剰糖質の弊害は犬界にあっても他人事ではありません。
それと同時にタンパク質は主に肉を選ぶようになったのですが、併せてカルシウムを増やすことはして来ませんでした。カルシウムの大量摂取で健康問題を起こした情報をどこかで読んだからです。ただ、講座の中で犬には人間以上にカルシウムが必要だと繰り返し講師の方がおっしゃっていたことも記憶にあり、どうしたものかと悩んで、結局基本量のままでした。

 


カルシウムサプリメント

 

今回そのレジメを改めて読み直してみると、タンパク質(肉)はリンを多量に含むため、カルシウムの補給が必要だと明記されておりました。要はリンとカルシウムのバランスが非常に重要らしいのです。リンが多すぎても、カルシウムが多すぎてダメなようです。
雫の体重を目安にしたカルシウム量は摂れていたと思うのですが、一食分の肉の量のバランスでみた場合にはカルシウムは少なかったのかもしれません。

 

ただひとつ言い訳をさせてもらうと、雫は今まで特別大きな病気をしたこともなく、体重はいつ計っても3.25kg。太りも痩せもせず、体調も安定しています。事実、昨年の8月に歯のケア(スケーリング)をする際、全身麻酔前に血液検査をしたものを見ても全く問題ありません。
このままの食生活で大丈夫だと確信していたのですよね。。。


血液検査 左:2018.8 / 右:2019.10

 

とはいえ、今までは若さでカバー出来ていたものでも今月10歳のお誕生日を迎えることを鑑みると、数値として負担が現れてきたと考えたほうが良さそうです。
もしヒートの件がなければ、そして今月が10歳のお誕生月という節目の機会でもなければ、健康チェックを受けようと思いつくことすらなかったかもしれません。早めに対処する機会を与えてもらえたことはありがたい限りです。

 

ということで、ごはんは基本に徐々に戻しながら、様子をみようと思います。
すでにお肉を減らしてお米を増やし始めたのですが、なんだか腹持ちが悪いような(汗)。基本ごはんへの戻し方はもーっと緩やかにした方がいいのかもしれません。

 

ごはんの最後にトッピング。このカルシウムサプリのボトルに手をかけると、ごはんの準備が整ったとばかりに定位置にすっ飛んで行く雫です。いつまでもおいしくごはんが食べられますように。

 

☆ご参考までに、雫のカルシウムサプリをご紹介します。錠剤よりも粉末がオススメとのことでずっとこちらを使用しています。

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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