真実を映す鏡

前回日本に一時帰国した時に、拡大鏡と三面鏡を買いました。

 

拡大鏡は、以前読んだこちらの本の影響です。

著者の野宮真貴さんがメイクを美しく仕上げる為にも必要と書かれていたのが印象に残っていて、そのうち用意しようと思っていました。小さい文字が見えにくくなったら必需品とも。私はまだ辛うじて小さい文字も見えますが、まあ時間の問題でしょうから。
倍率はいくつか種類があり、大きいものもあったのですが、私は2倍のもの。実物を見て確認したら、大きい倍率になればなるほど私の場合はピントが合わせずらくて、2倍が一番楽に使えたからです。
実際使ってみると、なるほど細かいところがよく見えます。まつ毛の生え際がしっかり見えるのでアイラインは格段に引きやすくなりました。

 

それから、三面鏡。
ずいぶん前にどなたかのブログで読んだのです。(すみません、いつどこでだったか忘れました。)メイクが上手だと褒められるのは三面鏡を使っているからだろう、というのを。
その時へーっと思ったものの、特に不便を感じていなかった私はそのままにしていました。後ろや横からの姿を見たい時には手鏡で合わせ鏡にすればそれで間に合っていたのです。なのに三面鏡のことを忘れることが出来なかったってことは、何かが引っかかっていたのでしょうね。今回鏡を買おうと思った時に、真っ先に三面鏡にしようと思いました。

で、実際はどうかと言いますと、合わせ鏡とは全然違いました!
合わせ鏡の見え方は平面的で、普通の鏡の見え方と同じ。が!これが三面鏡になると不思議なんですが、立体的に見えるのですよ。言い過ぎかしら?鏡は当然平面なのですが、錯覚か何か?頭の中で立体に変換しているのでしょうか?映った自分がやけに立体的に見えるのですよ。これは合わせ鏡ではなかった感覚です。

だからなのか、自分を客観的に見ることが出来るのです。が、一方でこれはある意味、怖いこと。今まで自分の知らなかった部分が浮き彫りになるのですから。自分の知らない真実が映し出されてしまうといいますか。。。

人って左右完璧に同じということは滅多になく、誰でも多少の歪みはあるものですが、私の場合も御多分に漏れず歪んでいます。左右同じに描こうとしてもどうしても描けなかった眉。それは歪みによるものだと理解出来たので、ならどうしたら良いか?とその先に進むことができました。
また、自分ではなかなか見ることができない角度から確認することが出来るというのもメイク上手になるコツかなぁと。前からみるとキレイでも別の角度から見ると、アレ?ってことも結構あるものです。またまた眉で恐縮ですが、前からみると完璧に見えても横から見ると毛流れと描いた眉が離れちゃって、残念!とかね。
さっきから眉ばかりのことばかり例に挙げているのは、眉が今の自分の課題だからです。恐縮です。

 

ちなみにこの三面鏡は高さを変えることも出来るし、

 

横だけではなく、縦にすることもできます。私はもっぱらの横使いですが、縦使いは頭頂部や顎下のチェック、アイラインを引く時に良さそうです。

三面鏡のすばらしさは実感しているところなんですが、惜しいのは、私にはサイズがちょっと小さい。ですから私は大きい鏡と併用しています。縦横どちらでも使えることを考えると、このサイズなのも仕方がないのかもしれませんね。

 

ところで、改めて購入する鏡がなぜこの鏡なのか?って気になりません?
どちらも特別オシャレなわけでも、普通の見た目だし。。。

この鏡、普通に見えて実は普通ではなく、なんと特許を取得している鏡で、プロのメイクの人などから支持されている鏡なのです!

従来の鏡は、本当の色を映しているわけではなく、くすんで見えたり、白が黄ばんで見えたり、顔色が青く映るそうです。つまりは自分が鏡越しに見ている自分と、人から見える自分は違うってこと。
この特許を持つ鏡は堀内鏡工業のナピュアミラーというものですが、特別な作り方をしていて、自然で純粋な色を表現しているとのこと。

勉強中のカラーの授業の中で教えてもらったのですが、比べると、普通のものとは全然違います!(私は色オタクだからってのもあるかと思いますが。。。)
特に、私はファンデーションの色は自分で調整しており肌色ピッタリに合わせたいので、この微妙な差は顕著なんです。合わない色のファンデーションを塗ると時間経過とともにグレーっぽく変化してしまうから(→記事)、ここはこだわりたいところでもあるんです。

 

鏡の枠の色を私はシルバーっぽいものを選びましたが、実はそれもこだわりです。
鏡の枠に色がついていると、自分の顔を鏡に映したときに枠の色あることで顔色の見え方を変えてしまう可能性があるのです。
どういうことかというと、例えば枠が赤だったとすると、自分の顔を鏡に映したときに一緒にその鏡の枠の赤が目に入ってきます。すると実際には身につけたわけではなくても赤いものをまとっているのと同じくらい影響を与えてしまうのです。正確に色を判断したいときほど、その赤は邪魔になってしまいます。
私達もカラーコンサルティングを行うときには色みがないもの(無彩色)や、ほんの少ししか色みが入っていないもの(低彩度)のものを着るようにしているくらいです。自分の着ている色が診断の邪魔になることがわかっているからなんです。
ですからより正確さを求めるなら、鏡は枠のないものか、色のないもの、これが鉄則です。

 

というわけで、デザインは全然好みではないのがなんとも残念なのですが、鏡としては唯一無二!

カタチ細部まで。いろんな意味で真実を映すと私が言う意味がおわかり頂けたでしょうか。その真実がわかったあと、それをどうするか?が大人の腕の見せどころ、でしょうかねぇ。。。

 


ちるちゃんも鏡見る?

 

☆次はこの鏡も欲しいなぁと思っているところです。実用品としてはかなり優秀。やっぱりデザインはねぇ。。。

☆2倍の拡大鏡はこちらです。カタチは四角と丸があり、私は丸いものを選びました。

☆三面鏡はこちら。

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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