45歳。いい大人ですが、歯列矯正を始めました。
私はずっと、歯列矯正は子どものうちにするもの、大人になってからでも若いうちしか出来ないものだと思っていて、この歳になったらもう矯正は出来ないものだと思い込んでいたのですが、どうやらそうでもないらしい。。。
半年に一度、クリーニングに通っている歯科医院で毎度歯列矯正の話題が出て、今30代だったら矯正することを勧めるけど、、、と同年代の女医さんにやんわりとご提案頂いていたのですが、どうも私の中ではピンと来ない。あまり本気で話を受け止めていなかったのですが、30代でも十分歯列矯正ができるというのは、私的には目から鱗でした。大人が歯列矯正をすると言ってもせいぜい20代の若いうちでしか出来ないと、調べたわけでもないのに、勝手にそう思い込んでいたからです。
数ヶ月前、いつものようにクリーニングに歯科医院に行きました。また歯列矯正の話題が出たのですが、その時の私はいつもとは違い心に引っかかりました。
もしかしたら、術後ハイにでもなっていたのでしょうか?(退院1週間後でした)
ようやく治療から解放された(→記事)思いから先生の話を聞く耳、心の余裕ができたのでしょうか?
もしくは潜在意識の中で、体のメンテナンスを徹底的に行ってしまおうと、何らかの力が働いたのでしょうか?
すると、すっかり忘れていたことも思い出すものです。同世代の友人がそう言えば歯列矯正をしていて、いつの間にか終わっていたこと(特段気にとめていなかったので、その話を聞いたこともなかったのです)。また、情報も入ってきます。50代でも60代でも歯列矯正を行う人もいること。さらに歯列矯正とは違いますが、歯が弱い人だと30代40代でもインプラントをしていること。幸い私はそれほど歯が弱いということはないようですが、今後歯並びの影響でケアが行き届かなくなってしまうと、いつインプラントのお世話にならないとも限らないわけで。
日本も同じでしょうか?シンガポールの場合は通常の治療をする歯科医と矯正を扱う歯科医は受け持ちが別。そこで矯正歯科医のコンサルタントを受けることにしました。
結果、私の場合は噛み合わせや歯並びにいくつか問題はあるものの、特別な対処が必要なレベルではありませんでした。歯列矯正をすることによって日常のケアがしやすくなったり、歯並びの審美的な変化を期待するものです。残念ながら成長期は遥か昔に過ぎ去ったため、矯正したことで顎が発達し、顔の輪郭が素敵に変化することは望めません。。。
抜歯は2本で済むかと期待していましたが、それではスペースが足りないらしく、左右2本ずつ計4本の抜歯が必要とのこと。
何か特別なトラブルがあるわけでもないので、やってもやらなくてもどちらでも良いレベル。矯正歯科医は猛烈に勧めるわけではなく、判断はこちらに委ねられることになり、どうするか一旦持ち帰ることにしました。
やってもやらなくてもどちらでも良い。。。
私もやりたいようなやらなくてもいいような、どちらでも構わない。。。
猛烈に矯正をしたいかと言われたら、首を傾げてしまう。。。
と、ウダウダと考えているのかいないのか、そんな時間をダラダラ過ごして。
で、こう結論を出しました。
矯正することを思いついちゃったから、それならやった方がいいのかもね!悩んでいる時間がもったいない!
そこで、先々週2本抜歯、先週も2本抜歯。そして、いよいよ本日、矯正器具を取り付けて参りました。
はじめの2本を抜歯をした日、看護師さんに顎を押さえつけられ、先生が力いっぱい引き抜くも、ミシミシッと音だけしてもまだ抜けないその時、「こんなにガッチリと生えていて、どこも何も悪くない大事なその歯を抜くなんて、私は間違っているのか?」と罪悪感にさいなまれもしましたが、抜いてしまえばもう後戻りはできません。
先生は4本一度に抜歯したそうでしたが、それはなんとか死守して1週間の日にちを空けました。左右同時に抜いたら、どうやって物を食べたらいいのでしょう?
ちなみに、抜歯後はお腹が空いて空いてたまりませんでした。そして眠い。回復のために栄養や休養をたっぷり必要とするのでしょう。思った以上に体には負担がかかるのかもしれません。
1週間後、もう片側の2本を抜歯。この時にはもう覚悟が出来ていたので、あっさりとしたものでした。
それからさらに1週間後、本日を迎えました。
子どもの歯列矯正なら、一応期間として2年かかるとしながらも大概2年かからずに終わるそうですが、大人の場合は2年よりさらにかかることの方が多く、2年半はみていた方が良さそうです。中には3年かかる人もいるとか。
食後はとにかく歯磨き歯磨き。1日5回の歯磨きを目安にして下さいとは、なんとハードなケアを必要とするのだと恐れおののきましたが、始まってしまったのでやるしかありません。
しかも、当たり前のことながら、口の中は違和感がありまくり。食べにくいだけではなく、飲みにくい。
また、個人差はあるそうですが調整した翌日やその翌日が、歯の動く痛みのピークなのだとか。ひええー。(今も徐々に痛くなってきているのに、もっと痛むのかい?!)
将来、何か歯のトラブルに見舞われた時、あの45歳の時にやっておけばよかったと後悔したくなかったというのも矯正を始めた理由のひとつ。月並みですが、今日この日が人生で一番若いということを最近はヒシヒシと実感しており、よって一番若いこの日に始めることにした、というわけです。
そんな風に考えるようになったのもお年頃のせいでしょうか。
矯正終了予定の2年半後に本日を振り返って、あの時決心して良かった!と思えるように、がんばります。
今年はあっちといいこっちといい、体のあちこちのメンテナンスをする年なのかもしれません。ガンバレ、自分!
そうそう、ちるちゃんももうすぐ歯のケアですよ。
今日もお付き合い頂きありがとうございます。
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