12月に入り、やっと私専用のスペースが完成しました!
じゃん
なぜ自分だけのスペースが必要だと思ったのか、その辺りも併せてお話しさせて頂こうと思います。
そもそもはコロナ禍から始まりました。
コロナにより在宅ワークになった方も多いだろうと思います。我が夫ライアンもその一人で、シンガポールの場合はサーキットブレーカー(シンガポール流のロックダウン)中は、エッセンシャル職以外は在宅ワークになり、オフィスのあるビルに入ることも原則出来なくなりました。サーキットブレーカーが明けてからは、オフィスに入れるようになり必要時にはオフィスに行くこともありますが、依然在宅ワークが推奨されている状態です。ということで、在宅ワークが日常となりました。
ライアンは通勤も出張もなくなって、移動の時間が大幅に減ったことで体への負担が減ったとのこと。雫もこれまでほとんど家にいることのなかった人が家にいるようになり、初めは戸惑っていたもののすぐに慣れて、ライアンによく懐いております。雫のこの変化にはライアンも大層喜んでおります。
コロナ禍初期、未曾有の出来事に不安を感じていた頃、ライアンが家にいてくれたことは気分的に楽だった私でしたが、そのうちモヤモヤするようになりました。ひとりで過ごすことが無くなってしまったからです。
シンガポールで生活するようになって7年。我が家にとっては初めての海外生活です。いくらシンガポールの治安が良いとはいえ、異国での生活に不安がないわけがありません。自分が好んで、もっと言うと何らかの志があって来たわけでもありません。そうしてシンガポールに来たものの肝心なライアンは周辺国に出張ばかりで家にいることはほとんどない、その状態が7年続きました。当然のことながら私は、ライアンがいない状態こそが普通となり、それに慣れることで何とかこれまでやって来たのだな、とコロナ禍の中で気付きました。
つまり、誰にも干渉されない生活スタイルがこの7年の間に出来上がっていたということです。そうでなければやって来れませんでした。だからコロナ禍以降、完全にひとりになれる場がなくなったことで生活スタイルが変わってしまい、自分のリズムがつかめなくなってしまったのです。そして、何もやる気が起きなくなっていきました。
これまではライアンが出張やオフィスに行っている間はひとりの時間。家のどんなところもひとりになれる場所でした。ですから、本を読んだり、ブログを書いたり、書類仕事をするような何か集中するような時にはダイニングテーブルが私のデスク代わりでした。それで問題は何もありませんでした。
ところがライアンが在宅ワークになってからは、リビングで集中して何かするのが難しくなりました。ライアンは書斎で仕事をしていてほとんどの時間をそこにいるから、ひとりの時間はあると言えばあるのですが、どうも落ち着かない。
その理由がわかったのはすぐのことでした。それは、ひとり時間を終了するかしないかの決定権が私にあるのではなく、ライアン次第だったからです。リビングで私が集中している時、ライアンがリビングに立ち寄るとその時点で強制終了となります。本人的には邪魔をしていないつもりでも、いつまた強制終了させられるのだろうと思うと、無意識的に何も手につきません。こう言うとライアンが仕事中、書斎に私が入る場合も同じではないかとも思われるかもしれませんが、前提として書斎は仕事をする場となっているため、一時中断してもまた仕事に気持ちが戻れます。事実、リビングで私が何かしている時に邪魔しないから、とライアンに言われた時、だったら書斎に私がこもるからリビングで仕事をしてと提案すると、なんだかんだと理由を付けてうなずいてくれません。自分がその立場になると落ち着かないだろうことは明らかだからです。
ひとりになれる場がないことでやる気が起きないだけでなく、そのうちストレスが溜まって来てどうしたものかと思っていたら、ライアンから「寝室に私のスペースを作る化計画」を提案されました。ベッドをできる限り端に寄せて、窓際にスペースを確保し、私専用のデスクを置こうと言うのです。そうは言っても、駐在員の身。いつ本帰国となるかわかりませんので、今ここで新しく家具を買っても大して使うことなく処分する羽目になるかもしれません。そう思うともったいなくて今あるもので何とかしようと二の足を踏んでしまったのですが、そんなことを考える時間ももったいないと思い、せっかくなので提案に乗ることにしました。
それでもやはりどのくらいの期間使うかわかりませんので、今回もIKEAで揃えることに。前にこんなポストをしたことがあるのですが、
この投稿をInstagramで見る
このコロナ禍にホームオフィス需要が爆上がりしていて、IKEAでも品切れ続出。入荷するのを待って待って待って…。私の選んだ椅子の入荷が遅れて、つい先日やっと入荷となり、ようやく全ての家具が揃いました。ちなみに、アプリで入荷を確認してすぐIKEAに向かったところ入荷されていなかったこともあり、どれだけIKEA詣でしたか、もはや数え切れません。。。
全体像はこちら。
購入したのは、机・椅子・ワゴン・棚・ラグ、床の傷防止のマット、ベッドカバー、写っていませんが大きなクッション、ついでに鏡。
椅子とワゴン、棚は同じシリーズで揃え、机はスペースの関係上小さなものしか置けないので、サイズ重視で選びました。ラグはトーンを揃え、ベッドカバーはラグの中の1色からチョイス。ソファ代わりにベッドに座れるようにベッドカバーを掛けて、背もたれ用に大きなクッションを。ゴロリと気持ちよく昼寝も出来ます(笑)。
ワゴンはメイク道具入れです。使いやすくなるよう目下改善中。
椅子の下の傷防止マットはラグの下に敷きたいところですが、素材的に床の塗料がはげそうなので躊躇しています。見た目はイマイチですが、このままになりそうです。
とまあ、狭いながらも自分だけのスペースが出来て快適になりました。リビングに私がいて、キッチンやトイレに行くライアンの姿がチラリと見えるのと、このスペースに来て話しかけられることの違いたるや、天と地ほど違います。ライアンの書斎と同じ効果だと思います。
それから実は、寝室の一角だけではなく、クローゼット部屋も模様替え。
今まで3連だった私のクローゼットを、一番右端を買い足して4連にしました。これまでとりあえず収納していたアクセサリーや小物を、4連目に見やすく取り出しやすく収納出来るようになり、おかげでスッキリしました。さらに使いやすくするために改良していきたいと思います。
寝室に自分用スペースを作り、クローゼット部屋も使いやすくし、リビングと書斎の家具も配置換えしました。コロナ禍によって家中の刷新となって、新鮮な気分になりました。こんなところにも良くも悪くもコロナの影響があるのですね。
雫は少しずつこのスペースに慣れてきました
コロナと言えば、シンガポールでは市中の感染者数はゼロが続き、年末からフェーズ3に入ります(より緩和されます)。日本は感染者が増えているようですが、みなさま、季節柄くれぐれも体調にはお気を付け下さいね。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
コメントを残す