本日、雫は10歳のお誕生日を迎えました。
今でも初めて雫を抱っこした日の、ふわーっと軽く綿毛のような感触が忘れられません。「ケサランパサラン」とはこのことなんじゃないかと思ったものです。
あれから、ほぼ10年。
雫がいなかったら、私たち夫婦の10年はもっと彩りに欠けていたと思うのです。
小さいけど大きい。
月並みな言い方ですが、雫の存在にどれほど助けられたかわかりません。
10歳という節目を無事に迎えられたことを、世界に向かって「ありがとう!!!」と言いたいです。とりあえず、心の中で大声で叫んでおくことにします(笑)。
お誕生日当日は、例年のごとくライアンは出張でいないことが予めわかっておりました。そこで週末に前倒しで何か雫が喜びそうなことでお祝いしたいなぁと思いました。
雫が喜ぶこと言えば、ウマウマを食べることとみんなでお出掛けをすること。
雫が喜ぶウマウマは?と真っ先に思いついたのは、お気に入りのハンバーガー屋さんでパテを食べること。ゼッッッタイに雫が喜ぶことはわかりきっていたのですが、お肉を控えるように指導されたばかりだし(→記事)、頻繁に行くお店だから特別感に欠けるよなぁということで、却下。
では、お出掛けなら? 国土の狭いシンガポール。もうとっくにネタは尽きています。
うーむ。。。
今シンガポールに暮らしている私たちにとっては、しかも毎月植物園の隣の動物病院に通院している私たちにとっては、植物園は身近な場所で特別感はないものの、いつか日本に本帰国したあとになって思い返せば、世界遺産の植物園が身近だったとは最高に贅沢なことなんじゃないかと、ふと思い至りました。だったら世界遺産の植物園で10歳の雫の姿を写真に残すのは、むしろいい記念になるのではないかと思ったのです。そして、せっかくだからピクニックをしようと思いつきました。
植物園でのピクニックは初めてです。これは雫が喜びそうだぞ!
ピクニックを思いついたのは前日の深夜。お弁当を作るにも食材もない(しかも作る気もない)ので、近所のスターバックスで調達することに。
スターバックスまで雫はお籠(→記事)で移動。体力を温存しておかなくちゃね。
はい、調達。
サンドイッチにクロワッサン、カットフルーツ、飲み物など。スターバックスだとこれらが一度に揃うので楽々です。
園内をお散歩しながら、撮影しつつ、休憩場所を探します。この日はスッキリ晴れた撮影日和。
眺めのいい木陰の下にダ○ソーのレジャーシートを敷いて、ピクニック。
どうにかして寝っ転がりたいおっさん
植物園でのピクニックでは、大木に繁る葉が風に揺れてサラサラ音がしたり、葉がふわーっと落ちてきたり、鳥が鳴き声が聞こえたり。シンガポールの中心部にありながら自然を満喫できて、いつものお散歩とは違う楽しみを見つけることが出来ました。外で食べるだけでもなんだか妙にワクワクして楽しいものですね。
お誕生日ガールの肝心の雫はというと、わちゃわちゃと興奮して、そしてとってもうれしそうでいい笑顔をたくさん見せてくれました。
実はその雫さん、スターバックスの簡易包装のせいおかげで甘いアーモンドクロワッサンが丸見えだったのを見つけたようで、目を離した隙にかじったハプニングもあり、ちょっと怒られた場面もありました。とにかく食べ物があるうちは雫はちっとも落ち着かず、食べ終わったらやっと落ち着いてくれたものの、すると気温が上がってきてどんどん暑くなってきまして、仕方なく退散することになりました。
門に向かって歩いて行くと人だかりが出来ていまして、見るとサイチョウがおりました(フォロワーさんに教えて頂きました)。ここ植物園でコモドドラゴンは何度か見たことがあったので今となっては驚くことはありませんが、この鳥は初見。「自宅のベランダにペリカンがいた」という話を聞いた時にも相当びっくりした私たちですが、さすがは南国、バードパークや動物園で見るような鳥が野生で普通にいるのですよね。足元にある木の実を器用に食べ続け、食べ終わると頭上を飛んで行きました。そこそこな大きさで迫力がありました。
帰宅後は丸洗いされた雫。見事に真っ白ふわふわになりました。
ちるちゃん、ピクニックは楽しかったかい? 今度はもっと朝早い時間に行こうね。
これからも、もっともっといろんなところにお出掛けしていっぱいいっぱい楽しもう。ずっとずっと元気で楽しくね。
雫、10歳のお誕生日おめでとう。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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