食欲旺盛なのは、元気の証。
食欲の権化である雫の、ごはん催促のバリエーションはいろいろとあるのですが、今日は新手と言いますか、応用と言いますか、いつもとは違った技を繰り出してきまして、それが妙に笑えたのでご披露したいと思います。
雫のごはんは、基本的に手作りです。作り易い分量の関係上、2日分を一度に作るのですが、今日は作り置きのある日だったので、私はのんびり構えておりました。
ごはんの時間の20分前くらいから雫はソワソワし始めます。いつもそうです。
今日の雫はゆっくり私の側に近付いて来て、さりげなく私の視界に入りました。私の斜め後ろあたりの位置です。
そして、何らかの拍子に私が少しでも動こうものなら、伏せの姿勢からサッと立ち上がります。
ごはんかな?!
当然、しっぽも上がっています。
ところが、まだごはんじゃないとわかると、シュンとしっぽが下がります。
しっぽ、急降下!
その、しっぽの下がるのが早いこと早いこと(笑)。
「ごはん?!」立ち上がる→しっぽ下がる→伏せ
これをどれだけ繰り返したことでしょう。さすがに疲れたのか、少し場所を移動して、今度は私の真横の位置で伏せの姿勢。
気にしてないよ…
こちらを見ません。私が多少動いても動じません。すごーくさりげなさを装っています。
「別に、ごはんなんて気にしてないよ、わたち」
私は笑いを抑えられません。ただただ声を出さないように必死にこらえていました。
それも束の間、やっぱり自分をごまかせない雫。
また、サッと立ち上がって、期待を込めたまなざしで私を見つめます。そして「まだだよ」と聞いた途端、表情は曇ってしっぽは急降下。さらにまた、何回か同じことを繰り返すことになりました。
期待と失望。
表情のその落差こそ、心情豊かに訴えかけてきます。
声ひとつ出さずに無言で、どれほど圧力をかけてくることでしょう。。。
いやはや参りました。
ごはんにしようか?
くるくるくると狆ターンをしてから、キッチンに走っていった雫なのでした。
食欲旺盛、喜ばしい限りです。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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