歯列矯正1周年! 〜歯列矯正から学ぶ

45歳から始めた歯列矯正。
なんやかんやと過ごしているうちに、なんと1年が経ちました。

ここからスタートしました。
■大人の歯列矯正始めました

過ぎてみれば早いものですが、痛さやわずらわしさにフォーカスすると、なかなか時ははかどらないものです。まあ当然と言えば当然ですね。。。ただ、ひとつ言えるのは、始めなければ終わらないということ。これはどんなことにも言えると思うのですけれど、私は今、身をもって実感しています。
あの時、えいや!と始めてしまったから、今、全ての歯が正面を向いて並ぶところまでこぎつけました。
正直に言えば、1日5回の歯みがきは面倒です。月に1回の調整後は特に痛いです。場合によってはずっと痛いです。ブラケットが着いている見た目だってかなり残念です。(タイでは歯列矯正がステイタスらしく、ブラケット装着がオシャレらしいのですが、これのどこがオシャレなのかよくわかりません)
それでも!
あの時年齢を言い訳にしないでよかったと、心から思います。

 

やろうかやらないか、どうしようかな…
今は何かと忙しいから落ち着いてからにしようかな…
疲れたから考えるのはまた今度にしよう…

これら、よくある私のパターン。自分に言い訳するのは得意中の得意です。
よくもまあこんな風に、何のために言い訳していたのでしょうね。自分以外の誰かに向けるわけでもないのに、自分自身にこんな言い訳をする必要があったのか、謎でしかありません。

 

私は31歳の若さで癌の宣告を受けたので、「生きること」や「死ぬこと」について考える機会が多かったように思います。それでも、何かをしないための言い訳ばっかりして、無駄に時間を費やしていました。どれだけ変化することが面倒で、不安で、恐怖だったのでしょうか。表向きは今のままでは嫌だと思っていたはずなのに、心の深い深い奥底では変化することがどれだけ恐かったのでしょうか。

私は今、こう思うのです。人生を変えたいと思うならば、今までと同じ生活をしている限り、おそらく、きっと、多分、何も変わりません。変わらないことはこれまでの生活が証明してくれています。ですから、変えたかったら、時間の過ごし方を変える必要があると思います。
大きな変化を起こす時には、痛みが伴うかもしれません。それを受け入れられるかどうか、自分が試されているのです。こう思えるようになったら、ワクワクしてきました。ですから、最近の私は少しずつ、えいや!と思えるようになってきています。

 

このことは、歯列矯正から学んだことです。
いえね、歯が大きく動く時にはすごーく痛いんですよ。でもこの痛みの分だけ早く進んでいるんだ!と思うと、痛みすら愛おしく思えてくるんです。こんなに痛いんだもの、やった!どんどん進んでいるぞ!良くなっているぞ!ってね。
「痛い」が痛いに留まらず、「痛い」が楽しみに、私の脳内で勝手に変換されているのです。ポジティブに考えようとか、無理に思い込もうとしなくても勝手にそう思っている。おもしろいものです。

そして、このことは私に大きなインパクトを与えました。ポジティブとは、そうしようとするものではなく、そうなるもの、なのだなぁと。いくらポジティブに考えようとしたところで、その時点でもう違う。その事柄のとらえ方そのものよりも、もっと前のとらえ方の土壌の問題なのだと、ね。

 

あ、分かりにくいことを言いました。
なんにせよ、歯列矯正は歯並びが整うだけでなく、いろいろな気付きを与えてくれているってことです。

 

さあ、歯列矯正も道半ば。まだまだ続きますが、痛みに耐えつつ変化を楽しんでやろうと思います。


はい、がんばって!

 

今日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 

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