水問題は、蒸留水器で解決〜その2

その1では、日本とシンガポールでの水事情について、その後受けた健康診断の結果についてまでをお伝えしました。
健康診断の結果を真摯に受け止めたライアンがどうしたのか、つづきです。

ライアンが探してきたもの

健康診断の結果を見ても呑気に構えていた管理人でしたが、ライアンはいろいろネットで検索していたようでした。

そもそも石灰化の原因はいろいろあるようですが、二人揃って石灰化となれば、そこに何か原因があるのではと考えました。

変わったことといえば、
・年齢的に病気が気になるお年頃になったこと
・シンガポールに引越し、水が変わったこと
です。
食事内容は日本にいた頃とあまり変わりはありませんでしたので。

ライアンが、石灰化に蒸留水の飲用が効くかもしれないという内容をネットで見つけ、蒸留水を二人で飲み始めました。
その1でもお伝えしたドリンキングウォーターの蒸留された方です。
ところが、なにぶん、こちらは種類も少なく在庫も少ないので、ミネラルウォーターよりもさらに品切れを起こします。

そこで、蒸留水器を探すことにしました。

蒸留水器はどこにある?

シンガポールには、日本のベスト電器をはじめ、ローカルの大きな電気店もありますが、どこを探しても浄水器はあっても蒸留水器はありません。

しかも、家庭用においては台湾メーカーのメガホーム社しか製造していないようです(管理人調べ)。

次の一時帰国で日本で買って、シンガポールに持って帰ることを検討していましたが、電圧問題があります。
日本は100Vですが、シンガポールは230Vです。

余談ですが、日本からハンドブレンダー(縦型のミキサーで、バーミックスが有名ですよね)を持ってきていたのですが、ある時、うっかり変圧器を通さずにコンセントに差してしまって、一瞬で壊したことがあります。
部品が天井まで吹き飛び、火花が飛びました。
引っ越してきた当初は気をつけていたのですが、慣れた頃にみんなうっかりやってしまう、シンガポールあるあるらしいです。

話を戻します。
ネットで検索していたら、シンガポールより水問題が深刻な中国で使えるように電圧を調整してあるものを、日本のネットショップで売っている情報を見つけました。
シンガポールでも使えるか問い合わせをし返答待ちをしている間に、その、メガホームの蒸留水器をシンガポールで取り扱いしているところを1社見つけました。
日本のそのネットショップはシンガポールの顧客はお呼びでなかったようで、全く返信がありません。

なので、シンガポールの取り扱い会社に連絡しようとしましたが、ライアンに出張の予定が入っていたため、出張から戻ったら連絡して買いに行こうと、近所の自然食が売りのカフェに行きました(はい、そうです、カフェ好きです)。

会計時にふと見ると、探していた蒸留水器がそこに陳列されているではありませんか!

当時のレートで日本より15,000から20,000円くらいお高い。
でも当然ながら、シンガポールのコンセントの形状に合うし、電圧も問題ない。
この、日本との差額ではワット数に対応した変圧器は買えません。
変圧器はワット数が上がれば上がるほど高価なのです。
今、持っている変圧器では対応できないワット数であることも決め手となり、ここで出会ったのも何かの縁と(大袈裟w)その場で購入することにしました。

ちなみに先にネットで検索していたシンガポールの業者とは違う会社でした。他にも取り扱いしている会社があるってことですね。

ご参考までに、確か500SGD(シンガポールドル)台。日本円でも当時のレートで5万円くらいだったように記憶しております。

蒸留水器の使い方

本体部分のFULLラインまでのお好きなところまで水道水を入れて、蓋の部分を本体の上に載せます。
ボトルを用意し、コンセントを差して、ポチッとボタンを押せば、準備は完了です。
簡単。

蒸留水はご承知の通り、沸いたお水の湯気だけを集めて、冷やし、またお水に戻したもの。
理論上は、理科で習ったH2Oの純水が作れます。

FULLラインまでお水を入れた場合、約6時間をかけてお水を作ります。
ポタポタと一滴ずつ出来たお水をボトルに溜めていくのです。

出来上がったお水を飲んでみると、クセがありません。

このお水をためる前に炭のフィルターを通します。
あと、本体にカルキが残るのでそれを除去するためにクエン酸を使います。
消耗品としてかかるものはその程度です。
ちなみにフィルターは小さなものですし、クエン酸は他にも使い道はあるし、それほどお高いものではありません。

img_7910
消耗品は2つ

白いボトルにはクエン酸が入っています。小さな袋、これがフィルターです。
比較のためにiPhoneも並べてみました。
このフィルター6ヶとクエン酸ボトルが付属品として付いていました。

 

さらに、その3に続きます。
次は、我が家での実際の使い方とメリット・デメリットについてです。

 

次回その3で、水問題シリーズは終了です。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
雫ブログなのに雫が出てこないなんて、ナンテコッタ!なのは、ごもっとも。

 

雫家と同タイプ。電源がマグネット式のも出ている!我が家のは従来型です。

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2 件のコメント

  • 初めまして。シンガポールで蒸留水器を購入できるお店を探しててこちらのブログに辿り着きました。良かったら、購入されたお店を教えて頂けますか?

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