廊下にいる雫に、ライアンが部屋の中から声をかけています。
雫、伏せ!
へ?
この時、雫は自分も一緒に出掛けるのかお留守番なのか、部屋へ私たちの様子を見に来ただけなのですが、ライアンの気まぐれで、そんなコマンドをされる羽目になってしまいました。
ちるちゃん、伏せ。
なぜ、伏せですか?
なぜ、今このタイミングで「伏せ」なのか、考える雫。1歩2歩進み出て、ライアンの真意を確かめようとしています。
ちる、伏せ。
よくわからないけど、伏せしてあげます
ライアンを見つめたまま、不思議そうに考える雫。さらに1歩2歩進んで、納得がいかない様子でしたが、とりあえず伏せをしました。しばらーく考えた末に。
「伏せ」のコマンドを前に考える雫の様子が興味深くて、おかしくて。渋々ながらも一応指示に従ってくれた雫が誇らしくて、私たちは顔を見合わせ、目で笑い合ってしまいました。
すると、雫はその瞬間を見逃さず、すかさず立ち上がりました。
自分は、ちゃんと伏せをしたのだから、もういいでしょ!とのごとく。
ちゃんと伏せしまちた、わたち
雫は優しいね。ライアンに付き合ってくれてありがとね。
ところで、ワンコにとって、コマンド→条件反射、ではないのですか?
少なくとも雫は、その指示に従うかどうか、自分で判断するところがあります。意思決定は雫にあります。
だから、以前ペットホテルのオーナーに「雫は自分の意思を持っていて、他の犬とは違う。」と言われたのかもしれません。その時、そのオーナーは「別の狆もそうだった。」とも話していたので、ひょっとしたら狆の特徴なのかもしれませんね。
そのコマンドに従うかどうかは自ら判断する雫ら狆ちゃん達。
よって、コマンド通りにすることもあるけれどしないこともある。
だから結果だけを見ると、出来る時と出来ない時があると見られがち。が、決して理解していないわけではなく、考えた結果なのです。
はぁ〜、狆てやっぱり興味深い、奥深い!
今日もお付き合い頂きありがとうございます。
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