はじめに
前記事で書いておりますように、シンガポール旅行気分をほんのり感じておりましたら、この夏、ベトナムへ旅行するという知人から連絡をもらったことを思い出しました。
旅行で持って行った方が良いアイテムがあったらアドバイスして下さい!ところで、シンガポールとベトナムって近いですよね?
というものでした。
シンガポールは東南アジアのほぼ中央に位置しているため、東南アジア各国はどこも近いです。東南アジアにおいては、バンコクと並んでシンガポールはハブ空港ですから。
先の知人はベトナム・ダナンへ行くということで、シンガポールと同じような気候(ちょっと暑いくらい)でしたので喜んでアドバイスさせて頂きました。
東南アジアのほとんどは気候区分でいうところの熱帯。常夏です。シンガポールは国土が狭く東京23区ほどで、国内に高い山は存在しないので、気候の違いは国内にありません。ですが東南アジアにおいても、標高の高い山では涼しいを通り越して暖房を入れる地域もあるので、東南アジアをひとくくりにはできませんが、大部分のシンガポールと同じような気候の地域を想定して、雫家が東南アジア旅行に持って行くと便利なもの、知人にアドバイスしたものをシェアしたいと思います。
また、雫家の旅行履歴がどんなものかわからないから、信用できないというみなさま、ご安心ください。
ライアンは仕事柄、東南アジア各国訪れております。各国の首都は制覇済みです。旅行の準備の際にはライアンに一言聞くのがお決まり。でも仕事と旅行は違うし、それにライアンは男性ですから、女性目線から見るとちょっと心許ないですよね?
旅行となると、雫がお留守番になるので私のおはそれほど(周りの友人達に比べて)行っておりませんが、それでも、
タイ:バンコク、チェンマイ
マレーシア:クアラルンプール、マラッカ
ラオス:ルアンパバーン
カンボジア:シェムリアップ(アンコールワット)
インドネシア:ジャカルタ、バリ、ブリトゥン
スリランカ:周遊
シンガポールに引越してから、このくらい訪れています。(おっと、書き出してみたら割と出掛けていました。雫、ごめん。)友人達に比べたら少ない方ですが、まぁ、そこそこの経験値でしょうか。
シンガポールからはどこも近いので、日本にお住まいのみなさまに比べたら気軽に行ける距離なのです。
女性目線での東南アジア旅行の持ち物を、私の経験を踏まえて述べますね。
ところで、お子さんの夏休みがおわった9月にこの記事なの? 夏休み序盤に教えなさいよ!とのクレームが聞こえてきそうですが、すみません、常夏のシンガポールでは季節の移り変わりがないので、時間感覚もおかしくなっています。○月は季節を表すものではなく、あくまでも記号なのです。ですので、ご勘弁を。。。
東南アジア旅行に必ず持って行くもの
さて、気を取り直して参ります。
1.日除け(冷房よけ)
乾季の観光地は日差しが辛いです。汗をかいても埃になっても気にならないようなザブザブ洗える日除けの布があると便利です。現地調達も楽しいかもしれません。
私は乾季のアンコールワットで暑くて暑くて参りました。初めは機内の冷房よけに着ていたカーディガンを日除けにしていたのですが、お手頃価格でシルクのストール?布?を現地調達し、そちらの方が涼しくて便利に使えました。カンボジアシルクは手洗いできるものも多いので気軽に使えますし、最後は自分へのお土産にもなりました。
ちなみに、逆に室内はクーラーがガンガンきいています。日除けを冷房よけにもできますので、何か布があると便利です。
2.ビーサン
これは東南アジアに限らず日本以外はどこへ行くにも持って行きます。100均のもので十分です。
日本ではありえないですが、海外のホテルでは部屋にスリッパが用意されていないこともあります。世界的なホテルチェーンでは用意されているでしょうが、地域によってはそのようなホテルがない場所もあります。
なぜビーサンが必要なのか?それは、シャワー後に濡れた足で先ほどまで履いていた靴を履くのを避けるためです。シャワー後に革靴や埃まみれ(遺跡などの観光地は舗装されていない箇所もあり)のスニーカーを履くのはためらいますよね?
エリア内でトップクラスのホテルでも用意されていないことがありますので、念のため。100均で十分と申したのは、荷物が増えたら捨てても惜しくないですし。
3.洗面道具
2のビーサンと同じような理由で、貧弱なアメニティーしかない場合もあります。
石鹸がおいてなかったこともありましたし、歯ブラシがないこともありました。歯ブラシがあったとしても、巨人用か?と疑うほど大きい歯ブラシの場合もあります。日本のコンパクト歯ブラシになれた女性には磨きにくさはかなりのものです。
一通りの洗面道具は用意した方が無難です。
4.虫除け・虫さされ薬
スプレータイプやシールタイプなど、虫除けは必須です。日本でも話題になりましたが、デング熱も心配ですから。
シンガポールでは週に1回、殺虫剤が散布されますので日本ほど蚊がいません。それでうっかり忘れてしまって、旅先でたくさん蚊に刺されて腫れ上がったことがあります。他の国ではそのようなシステムはないですし、日本の蚊に比べてだいぶ手強いです。
また、合わせて軟膏タイプのムヒを持って行くこともおすすめします。インドネシア人の知人が一番効くのがムヒの軟膏だと話しておりました。その家には各部屋にムヒが置いてあるそうです。私は手が汚れず使えるのでいろんなメーカーの液体タイプを愛用していましたが、その知人の言うようにムヒの軟膏タイプの方が効くように感じます。
そうそう、虫除けスプレーなどをうっかり機内に持ち込まないように。100mlを超える液体の持ち込みは禁止なので、それだけは注意です。
往路の機内持ち込みは気をつけていても、復路でバッグに入れたままにしていて、開封したばかりの虫除けスプレーを没収された時、私、ちょっと悲しかったです。
5.下痢止め(チャコールタブレット)
常備薬は用意していくと思いますが、正統派!正露丸等の下痢止めは必ず持って行きましょう。
旅先は非日常ですから、体調がいつもと違うこともあります。普段なら問題ない食材に一時的なアレルギーや食中毒にならないとも限りません。
私は5ツ星ホテルのディナーでアレルギーのような症状になってしまい、吐き気、体の痺れ、そして発熱したことがありました。幸いお腹を壊すことはありませんでしたし、痺れも時間とともに治ってきたので医者にはかからず、チャコールタブレットを飲んで休みました。
チャコールタブレット
おいおい、雫家はそんなにお腹を壊しているのかい?(←4錠しか残っていない)
チャコールタブレットは、ライアンが食中毒になってしまい仕事を休んだ時、現地の仕事のパートナーに教えてもらいました。
シンガポールのドラッグストアではどこでも手に入ります。こちらは炭の粉末を固めてあるタイプ。他に、粉末がカプセルに入ったものもあります。
食中毒の時にはお腹にガスが発生するらしくそのガスを吸着するとか。悪いものを吸着するとか。
東南アジアの方々は、食中毒にも慣れたもの。現地の人が言うのだから間違いないと思い、我が家の常備薬になりました。
重症の食中毒の場合は、当然病院に行くべきです。ですが、食あたりや食中毒でも軽い場合には、水分補給をしっかりしてコレを飲んで、自力で私は直しちゃいます。
どんなに気をつけていても、食中毒までとはいかずとも、暑い国々ですからお腹を壊すことはあるかもしれません。薬は用意しておいた方が安心だと思います。
6.長袖パジャマ
1.の日除け(冷房よけ)のところでも述べましたが、東南アジアのクーラーはとにかく寒いです。ホテルの部屋の設定温度が14度なんてことも。
クーラーを切っても寒いこともあり、私はいつも長袖のパジャマを、ライアンはユニクロのステテコ(場所によっては長袖Tシャツも)を持っていきます。
バスローブの用意はあってもパジャマ的なもの(スリープシャツなど)があることはほぼありません。バスローブはシャワー後に使うもので、寝るためのものではないですからね。
番外編:水について
先の知人からは、水について質問されました。小さいお子さんが歯磨きやシャワーの時にお水を飲んでしまうのではないか、飲まない方がいいですよね?とのことでした。
東南アジアへの旅行でお水の心配をするのは当然だと思います。
少なくとも、シンガポールの水道水は飲めます。が、他の国では事情はそれぞれです。
ほとんどのホテルでは洗面台にペットボトルの水が用意されており、歯磨き時にはそれを使えば問題ありません。飲み水は部屋に別に用意されておりますので、ご安心を。
ただ、一部のホテルではペットボトルの水の用意がなかったので、事前に多めに用意しておくか、ホテルで調達するなどした方がよいかもしれません。
シャワー中に水を飲まないか?そこはお子さんに気をつけてもらいましょう!
ほとんどのレストランでもペットボトルの水は安くありますので大丈夫。
問題は、屋台の食器や氷。きちんとしたレストランでは氷も問題ありませんが、屋台などでは衛生面が気になります。見落としがちなのがどんな水を使って食器を洗っているか、です。
私はお腹が弱い方ですし、せっかくの旅で無用な挑戦はしないようにしています。。。
最後に
旅行の持ち物は人それぞれ。上記のものは実体験を踏まえた我が家にとっては欠かせない旅の持ち物です。
都市部への旅行であれば、いまや何でも揃うのでここに挙げた全てはいらないかもしれませんが、観光地ではすぐに調達できないこともあります。ないと困る、でも案外忘れがち、もしくは考えたこともなかった・・・というものを挙げています。
ガイドブックの持ち物一覧に必ず載っているようなものは入れていません。けれど、あえて載っているものは実体験があってのこと。ガイドブックには確かに書いてあるけれど、ま、なくても大丈夫でしょ?と、みんなが思いがちなものを挙げました。
雫家厳選の旅行グッズ、誰かのお役に立つといいなぁ・・・。
近年の東南アジアは活気もあり、ますます進化して、日本で発展途上国なんて言葉を聞くと恥ずかしくなってしまうくらいです。
街はきれいに整備され、衛生面も気にならなくなってきています。分野によっては日本の方が遅れていることもあるほどです。
とはいえ、熱帯。
日本でも気温の高くなる梅雨から夏は食あたりや食中毒には気をつけますよね。東南アジアだからと過剰な心配をする必要はありませんが、無用な挑戦もやめておいた方がよろしいかと思います。
本当はキリよく、5選!7選!としたいところでしたが、中途半端に6選となってしまったのが私らしいというか何というか。
変換プラグを無理矢理入れて7選としても良かったのですが、当たり前の持ち物ですからねぇ、見落とさないですよね?
それに、6選の方がリアリティがありそうじゃないですか? え、そう思うの、私だけ?
旅行ネタとなると、雫の出番がありません。それではみなさん、納得しないかも・・・?
ということで、最後にちるさんをどうぞ。
ま、まさか、旅行の計画立ててるの?
立てていませんよー。
でもね、来週ちょっと日本に行ってくるよ。おっさんとふたりで待っててね。
今日もお付き合い頂きありがとうございます。
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